正直言ってしまうと、前々から販売していたけど、なかなか買い手が見つからなかったこの物件。

シロアリの被害を受けていたり、敷地内に車が入れないなどのマイナス面はありながらも、やっぱり小田原駅徒歩10分で平屋って活かしがいがあるんじゃないかという想いから、改めてこの物件にもう一度注目していきたい！

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築年数不詳の古民家で、建物はそれなりにダメージを受けているので、フルリノベーションを想定しています。

きっとここに住むのは、リタイヤ後の夫婦二人か一人暮らしかな。

夫婦二人ならコンパクトな間取りでマンションのように近隣を気にせず戸建てで静かに暮らす。一人暮らしなら、マンションではできないような戸建ての改装を楽しんじゃう。自分＋犬や猫と一緒に暮らしが楽しめるような家にするとか。

リノベ案の一例ですが、お馴染みの手書きした間取図でフルリノベを妄想してみましょう、、、モクモクモク

 

ここから説明する写真は現在の状態ですが、内装はリノベーションされる想定で見てみてください。

1. LDK化

DKと和室を繋げて、LDKは約13.5帖の広さ。カウンターキッチンでなく、壁付キッチンにしてスペースを有効活用。リノベ案ではキッチンの後ろに作業台を置いて、小さめのダイニングテーブルを置く想定。現在の和室側にソファとテレビも十分置ける広さがあります。

▼過去のリノベーション事例「フローリング大作戦！「居間」が「リビング」に大変身」から写真を抜粋

[過去のリノベーション事例] 2部屋を繋げて向くフローリングにしたらこんなイメージ！

 

ただこの二つの部屋を繋げた時に一つネックなのが日当たりなんです。北向きに掃き出し窓がありますがやっぱり自然光が足りない。でもそんな時は天窓を作ってしまえば、明かりをとることができます。猫ちゃんを飼う人だったら、天窓は欲しい！

▼過去のリノベーション事例「［戸建］どこまでも猫ちゃんファーストな、傘職人の工房と住まい」から写真を抜粋

[過去のリノベーション事例] こんなふうに天窓を入れることができます。

 

2. ウォークインクローゼット

北東側の5.5帖の洋室は思い切って、ウォークスルーできるウォークインクローゼットにしてしまう。洋服だけじゃなく、収納したいものを全部ここに詰め込もう。そしたらLDKや洋室はスッキリさせて本当に置きたいお気に入りのものだけ置ける。

▼過去のリノベーション事例「［戸建］床の間がワークスペースに大変身。細部まで遊び心のある和洋折衷な住まい」から写真を抜粋

[過去のリノベーション事例] 例えばこんなイメージのウォークインクローゼット！

 

3.寝室

東南側の洋室は唯一の個室。リノベ案では南側（写真正面）の既存収納部分はクローゼットにする予定ですが、お隣のウォークインクローゼットが広いから、この南側収納は潰して、壁付のテーブルと照明を設置してワークスペースにするという案もありかも。

東側（写真左側）は造り付けの棚があって、ここは本を置いたり好きなものを飾ったり、スマホ充電器や加湿器などの小さな家電を置くにも良さそうなスペース。

 

4.水回り

浴室の床タイルはよく見ると可愛いからそのまま残しても良いかも、、、とも思うのですが全体的に設備が古いので、やっぱりユニットバスを入れて、洗面台も入れ替えて、トイレも洋式にして、と全体的に新しくアップデートした方がよさそう。

でもやっぱり浴室の床タイルは残したい、いうそこのあなた！その場合は既存の浴槽とバランス釜を撤去して、浴室内に置き型の浴槽を置くという方法ならできるかもしれません。（※現地の状況のよってはできない可能性もあります）

ちょっと細かい話ですが、現在は洗濯機置場がDKのキッチン横になっているけど、リノベ案では、洗面室を広げて洗濯機置場のスペースを確保しています。フルリノベだとこういうことも自由にできるのがいいですね。

 

5.玄関

玄関ドアは木製の引き違い戸になっていて、床は石畳。このレトロ感はいいなぁ〜。この雰囲気を残しながら、壁を綺麗に塗り直したり靴を抜いだところの床板を素足でも気持ちいい無垢板に張り替えるのがいいかな。

僕個人的にはこの玄関外の面構え割と好きで、夜仕事から帰ってきたら玄関が明るくなっているのが外から見えて、「あぁ帰ってきたな」という気持ちになりそう。道路側から玄関までは、地面に枕木を配置して砂利を敷く。玄関前にちょこっと観葉植物を置くとかもありかな。

 

6.外観

増改築を繰り返している建物のようで、白い壁、緑っぽい外壁、薄茶っぽい外壁、赤い屋根と色の統一感がないところがもったいない。

これはあくまでも一例ですが、下記のように平屋の外観を一新した事例もあります。

▼過去のリノベーション事例「［店舗］丁寧なお料理としっかり向き合える、素朴な古民家レストラン『Cuore Ricco』」から写真を抜粋

[過去のリノベーション事例] 例えばこんな統一感のある外観にしてみるとか！

ちょっと余談で、、これは一棟の平屋をレストランにした事例ですが、実はこの物件だってカフェにするとか住居じゃない使い方もアリなんじゃないかと思います。隠れ家的なカフェだったら似合いそうだななんて。

 

いかがでしょうか。私ならこの建物に住んでみたいです！使ってみたいです！という方がいらっしゃればぜひリノベを一緒に相談しましょう！

物件価格が500万円ですので、物件購入にかかる諸経費と工事代金を入れて、2,000万円〜2,500万円の総額で実現ができるんじゃないかと思います。施工内容によって金額は大きく変わりますので、あくまで目安としてお考えください。

 

最後に、リノベではどうにもできない懸念事項をしっかりお伝えいたします。

1.車が入れない

敷地に接する道路は、道幅が約1.4mです。なので車の出入りはできません。ただ自転車や大きめのバイクでも出入りと敷地内への駐車はできます。車は乗らないよという方で。

 

2.再建築時のセットバックにより敷地面積が約22㎡減少します。

上記の通り、前面道路の幅が約1.4mとなり、建物を再建築する際には道幅を4mにする必要があります。そのため足りない2.6m分の道幅は、自分の敷地を一部提供しなければなりません。その道路にする部分が約22㎡となるので、実質使える敷地面積は約102㎡となります。

 

［文・日高］

▼南足柄にもお庭付き平屋あります！

古民家で土間リビングの妄想を