※2019年12月9日時点で造作設備は撤去され、造作譲渡費用はなしになりました。

全国どこも大体そうじゃないかと思っているんですが、いわゆる駅前エリアから抜けると、どのまちもだんだんその土地らしいカラーが濃くなってくる。そこに暮らす人たちの個性が見えるお店が増えてきます。だから、ちょっといいお店や人を連れて行きたくなるようなお気に入りのお店って、駅から少し離れていることが多くないですか？わたしだけかな…。

ということで、小田原もチェーン店が途切れたあたりからがお店が面白くなってきます（駅前も便利だから大変お世話になってます…！）。当然ながら家賃が低くなってくるし、面積が小さめの物件も増えてくるので、個人経営のお店が参入しやすいからです。

旧三福不動産のお客さまもこの数年で駅から5分以上歩くエリアに続々出店されていて、わたしたちが携わっていないお店もどんどん増えています。

このサイトをよく見てくださっている方に説明するとしたら、“sent.さんから30秒のところです！”と言うでしょうか。「sent.」は大正時代に建てられた元酒屋さんの建物を利用した、おしゃれな雑貨屋さん。2018年にオープンしました。

女性オーナーさんがセレクトした、センスがよくて使いやすい生活雑貨が並びます。ついつい長居しちゃう。

古民家の味を活かした外観もすてきなのです。

これまでの小田原にはなかったタイプのお店で、小田原駅からは10分ほど歩きますが、てくてく歩いて来る方、車で来る方、SNSを見てわざわざ東京から来る方もいるそうです。まだ若いお店ですが、すでにファンのたくさんいる、すてきで自慢したいお店です。

ご紹介するのは、そのsent.さんからこんなふうに見える場所にある、元居酒屋さんの居抜きです。

目と鼻の先、とはこのこと！写真には写っていない右手には小田原栄町郵便局が。

4階建ビルの1階。

現在はテーブル10席+カウンター7席の配置になっています。シンプルな内装で、他の業態でも転用しやすそう。そして1年弱しか使われていないので状態がよく、気に入ればそのまま使っても差し支えないくらいキレイです。
車通りの多い立地で、駐車場もすぐ近くに別途借りられます（1台10,000円/月）。お隣の敷地には幼稚園があって毎日子どもたちとママさんたちがお店を通るのも、業態によってはアドバンテージかも。

カウンターの中から見た客席。シックで落ち着いた内装。

ちょっと角度を変えるとこんな感じ。右奥にはお手洗い。

客席から見た厨房。2,3人で営業するのによさそうなサイズ感です。

厨房内の様子。流しや調理台、製氷機などが揃っています。（※設備類は全て撤去されました）

同じ建物内のお隣は、自家焙煎のコーヒー店「カフェ クラウディア」。根強いファンの多い正統派のコーヒー専門店です。業態がかぶってしまうのでカフェはNGですが、どんな業態もまずはご相談ください。

このあたりに魅力的なお店が増えて来ると、小田原の人の流れがちょっと変わってくるし、もっと魅力が上がってくるよなぁ、とsent.さんがオープンされてからずっと思っています。家賃を抑えてランニングコストを低くすることで息の長いお店を続けられる、というのが駅からちょっと離れるメリット。地元の方に長く愛されるお店をつくりたい、と思っている方にはぜひ見てみてほしい物件です。

▼茅ヶ崎にも、駅からちょっと離れた店舗事務所、あります。

変わりつつある茅ヶ崎の北側。新エリアのこれからを担う開拓者求む。

▼sent.のオーナーさんの小田原での暮らしをご紹介した記事

【小田原ごきげんぐらし】「人が来られる場所をつくりたい」雑貨店店主×元酒屋の古民家店舗