《宮小路シリーズ　その4》
宮小路、って場所、知ってますか？小田原駅から海の方向へ12,3分歩いた、小田原が東海道の宿場町として栄えていたころから続く歓楽街です。スナックや小料理屋さんの並ぶこのエリアは、“裏小田原”と呼びたくなるようなディープな雰囲気。空き店舗もちらほらある一方で、キャラの立ったママがいたり、とびきり美味しいメニューがあったりして、個性的で長く愛されているお店も多いんです。そして、夜の街の顔もありながら、野菜たっぷりのヘルシーなランチが食べられるカフェ「mint cocoa」や、どハマりしているファンも多い本格中華の「森羅」などお昼ににぎわっている飲食店もあるし、器や生活道具のお店「日和」のような落ち着いた物販のお店も近くにあって、いろいろな表情を持っているのが宮小路です。
そして昨年は、仲介と設計施工をお手伝いしたGood Trip Hostel & Barさんがオープンして、海外からのゲストや若いお客さんもやってくる場所になりました。新たにマンションも一棟建設中で、このあたりはこれから少し人の流れが変わりそうです。

＊　＊　＊

今回ご紹介するのは、宮小路らしくスナックの居抜き。前のテナントさんの店名は『アイドル』。今もレトロな看板が残っています。フォントがノスタルジック。ここは2018年夏にオープンした、かき氷のおいしいカフェ「すみれcafe」さんと同じ建物。細めの階段を上がった、ちょっと隠れ家感のある2階の立地です。

立派なドアを開けると、大きな造作はほぼカウンターだけのゆったりした店内です。真四角の空間で、特に装飾などがなくかなりシンプルな内装なので、こだわりを持ってお店を一からつくって行きたいひとにはピッタリかも！ここから自分らしくいろいろ作り込みやすそうな内装です。事前に貸主様の承諾をもらえれば現状復旧義務はないので、ガラリと印象が変わるくらい大胆に改装してもOKです。キレイに四角なスペースなので、結構大きなものも置けちゃいます。たとえば、ビリヤード台とか。ダーツも1台と言わず2台いけそうです。ステージをつくって生演奏が聞けるライブバーにする、なんてのもこの空間ならではの使い方です。業態はいろいろご相談できますので、ぜひ一度見てみてください！ご内見の際は、せっかくなのでご希望があれば周りの物件もまとめてお見せします。

他の区画と比べて、このお店のなかはキレイと言い難いのが正直なところですが、スペースを広く使えるシンプルさが長所！。

今付いているドアは、ずっしりシックでかっこいい。