旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

[店舗]落ち着いたまちなみにしっくりと馴染む、自家焙煎コーヒー豆専門店『Anbos Coffee Roaster』

 
落ち着いた雰囲気の住宅街、南町エリアに生まれた自家焙煎コーヒー豆専門店『Anbos Coffee Roaster(アンボス コーヒー ロースター)』。以前は普通の住宅だった建物が、リノベーションを経てまちかどにしっくりと馴染むお店によみがえりました。地域の方々に愛されるコーヒー店として新たなストーリーがここから生まれています。
 

完成後

 

工事前

 
>>もともとこんな建物でした
敷地の手前側に駐車場がありその奥に細長く建てられた、築40年以上が経過した居住用の建物でした。
住居ではありつつも1階屋根の形状や玄関のアーチのフォルムなどが愛らしく、こぢんまりと優しい雰囲気の店舗に生まれ変わる素質を持った佇まいだなと感じました。間口こそ狭めでしたが、おふたりで営業したいというご希望にはむしろマッチしたサイズ感でした。
 
>>こんなオーダーをいただいていました
主にいただいていたのは「生豆をお客さまの好みに合わせて焙煎し販売するスタイルにしたい」、「豆を購入しながらカウンターで一服できたり、南町のお散歩中に気軽に立ち寄ったりできる雰囲気にしたい」など、お店に足を運んでくださるお客さまに楽しんでいただくためのリクエスト。お客さまとのコミュニケーションを大事にしたいという店主さまの思いが伝わってきました。
また店主さまのお好きなネイビーブルーをお店のテーマカラーにしたいというご希望もあり、それに合わせて塗り壁やタイルの色味を検討していきました。
 
>>こんなお店になりました
コーヒーカップの看板が目印の、閑静な住宅街に馴染む落ち着いた雰囲気のコーヒー店ができました。飛石風の枕木の上を歩いて入り口へと進むと、大きなfix窓の向こうにコーヒー豆の焙煎機が。住居だった頃の親しみやすい佇まいを活かしながら、fix窓とガラスドアで店内の様子が外から伺えるようになっています。入り口ドアを入ってすぐの場所には、生豆の入ったガラス瓶をたくさんディスプレイできるようオープン棚を設けました。生豆を間近で見られることで選ぶ楽しさをより体感できる仕掛けです。
 
店内はどこか老舗のようなシックさをベースに、ネイビーをアクセントとしたモダンな感覚も加わった、大人がゆっくりとくつろげる空間になりました。
この品のある雰囲気は、店主さまと共に考え抜いた美しいディテールにより作り出されています。カウンターの中のキャビネットにはモールディング(縁を囲う帯状の装飾)を取り付けアンティーク家具のような重厚感をプラス。また店内、店外ともに壁面は左官職人の腕が光る塗り壁に。真鍮製のウォールライトに照らされて、ハケやブラシでランダムにつけた模様が優しく浮かび上がります。
そしてお店の中心で空間を支えるカウンターは、店主さまからのリクエストで木目が美しいチーク材で製作。天板を50mmと一般よりも厚みを持たせたことでさらに高級感と品が生まれました。
 
>>こんなふうに営業されています
地域に愛され多くの常連さんが通われるお店になりました。落ち着いた雰囲気を気に入ってくれた地域の方々によくご来店いただいているそう。店主さまには特に店内の塗り壁と、芋貼り(縦横一直線に目地が通っていて、まっすぐタイルを並べた貼り方)にしたファサードのタイルを気に入っていただいています。縦にくっきりと現れる真っ白の目地と、落ち着いたツヤのあるタイルのコントラストが目を引きます。
また、店主さまからは旧三福不動産について「不動産の仲介からリノベの施工まで、一貫してお願いできることが良かったです」とお言葉をいただきました。ますます地域に根ざしていかれる「Anbos Coffee Roaster」のこれからが楽しみです。
 
 
▼Anbos Coffee Roaster
住所)小田原南町2-1-6
営業時間)9:00-18:00(日曜日 8:00-)
定休日)火・水曜日
instagram)@anbos_coffee_roaster

※情報は変更になる可能性があります。詳細はお店のSNSなどでご確認ください。

▼『Anbos Coffee Roaster』のオープン当時の記事です。合わせてご覧ください。

南町に「Anbos Coffee Roaster(アンボス コーヒー ロースター)」がオープンしました