《宮小路シリーズ その1》
宮小路、って場所知ってますか？小田原駅から海の方向へ12,3分歩いた、小田原が東海道の宿場町として栄えていたころから続く歓楽街です。スナックや小料理屋さんの並ぶこのエリアは、“裏小田原”と呼びたくなるようなディープな雰囲気。空き店舗もちらほらある一方で、キャラの立ったママがいたり、とびきり美味しいメニューがあったりして、個性的で長く愛されているお店も多いんです。そんな夜の街の顔もありながら、野菜たっぷりのヘルシーなランチが食べられるカフェ「mint cocoa」や、どハマりしているファンも多い本格中華の「森羅」などお昼ににぎわっている飲食店もあるし、器や生活道具のお店「日和」（現在ご休業中。5月以降再開ご予定）のような落ち着いた物販のお店も近くにあって、いろいろな表情を持っているのが宮小路です。
そして昨年は、仲介と設計施工をお手伝いしたGood Trip Hostel & Barさんがオープンして、海外からのゲストや若いお客さんもやってくる場所になりました。新たにマンションも一棟建設中で、このあたりはこれから少し人の流れが変わりそうです。

＊　＊　＊

さて、そんな宮小路にある居抜き物件です。
ずいぶん控えめに閉じていたシャッターを開けると、意外にも和の内装がとってもきれいだったのです（外観からはちょっと想像してなかったきれいさでした）。以前はかに料理屋さんだったという、しっかりしたコの字カウンターが立派なお店。カウンターのなかからは店内全体が見渡せて、お客さんとのコミュニケーションが弾みそう。とても丁寧に使われているので、イメージが合えば改装せずにこのまま使っても良さそうです。厨房機器は流しが残っているので、それ以外はお好みのものでカスタマイズしてください。

これだけの内装だと、もうすぐにでも営業している姿が目に浮かびます。カウンターに色とりどりのおばんざいが並んでいる小料理屋さん、ネタケースを置いてお寿司屋さん、棚や冷蔵ケースを増やして日本酒専門のバーなんかもいいかも。せっかくだから、このしっかりした和の内装を活かしきってほしい、って思っちゃいます。そうすれば、居抜き料はかからないので初期費用もだいぶ抑えられる、という大きなメリットが！

実は、これからこの近隣の空き店舗も続々募集が始まります。歓楽街ならではのごちゃっとした面白さがあって、これから新たに空気を変えて行けそうな余白も同時に感じられる場所、宮小路。可能性のあるこのエリアでチャレンジしたい人、ぜひ一度見にきてください。

宮小路はこんな感じのディープな飲み屋街です。

角地にあるビルの1階。木の引き戸がこのお店です。伸びちゃった木や雑草を除けばこじんまり、こぎれいな雰囲気になりそう。

ゆったりしたカウンター。全体的にゆとりのある配置でくつろげる店内。

お店を奥側から。

カウンターの内側には流しと作業台だけ残っています。

▼お隣のビルは一棟貸ししてます！

まるごとどう使う？こじんまりした3階建の一棟貸しが宮小路に。