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【小田原ごきげんぐらし】平日は東京、週末は小田原の2拠点居住者×ガレージ付きの大人の秘密基地

 
この連載では、ぼくら旧三福不動産で仲介させていただいたお客さまのその後のごきげんな暮らしをご紹介しています。今回ご登場いただくのは、職場も住まいも都内にあるけど週末は小田原で趣味の釣りなどを楽しむ、八木沼鉄男さんです。好奇心旺盛で多趣味な八木沼さん、もしかしたら小田原に住んでいる人よりも小田原ライフを満喫しているかもしれません。八木沼さんがこのまちで見つけたのは、どうやら単なる別荘ではなく、暮らしを楽しむ“秘密基地”だったようです。
 
 
八木沼さんは2018年秋から小田原市米神にセカンドハウスとしてガレージ付きの戸建を借りています。米神はJR早川駅と根府川駅のちょうど真ん中あたりにある海沿いのエリアで、港の周辺に小さな集落があり、それを囲むように箱根へつながる山がひろがっている、自然豊かな土地です。観光地ではありませんが、知る人ぞ知る釣りスポット。八木沼さんは小田原に住んだことこそないものの、親戚の家が近かったこともあり中学時代から社会人になっても月に1度は釣りをしに遊びに来ていたそう。釣りにぴったりな条件が整っている米神は、東京から通い続けたい魅力的な場所だったんです。
 
そんな八木沼さんが、通うだけではなく米神に拠点を借りるまでになったきっかけは、なんと釣り用の自作のカヤックを置く場所がほしかったこと。カヤックってつくれるの…?と半信半疑でしたが、行ってみるとありました。こちらです。
 

八木沼さんのガレージ。赤いカヤックが自作!仕事の合間をぬって約1年ほどで完成したそう。手前は現在制作中のさらに大きい(!)新作。


 
このカヤックを自作することにした際、さすがに大きすぎて都内の自宅に置けないと米神の周辺で倉庫やガレージを探し始めました。そんななかで出会ったのが現在借りている、1階がガレージで2階が住居、家庭菜園付きの戸建。当初は荷物が置ければ充分と考えていましたが、ガレージのほかに泊まるスペースと家庭菜園があって、しかもまさに米神に建つこの物件は願ってもいない好条件揃いでした。すぐに気に入って、八木沼さんは思いがけず大好きな米神に秘密基地を持つことになったのです。それからは釣りに家庭菜園、カヤックづくりと米神で忙しくも充実した週末を送っています。
 
…と書くとすごーく素敵な物件のように聞こえるかもしれません。たしかにガレージと庭どちらも付いている物件というのは珍しいのですが、この物件は八木沼さんに決まるまで実はだいぶ時間がかかりました。内見は多かったものの、駅から遠く周りにお店のない不便な場所にあるため、残念ながらほとんどの方が実際にここで暮らすというイメージには至らなかったようです。その点、もともと米神のことをよく知っていた八木沼さんにとって立地はまったくネックにはなりませんでした。理想や憧れのイメージを抱く以上に、現実的な不便さも理解していたからこそご自身の希望に合った物件と出会えたんですね。
 

八木沼さんの撮影された米神の風景。難点は道が狭いこと。小回りの利くバイクを買おうと思っているんだそう。


 
いよいよ2拠点生活が始まると、楽しいのは釣りだけではありませんでした。八木沼さんがここでの生活で何よりも楽しんでいるのは、周囲の方々や大家さんとのご近所付き合い。都会から来る人のなかにはわずらわしいと感じる人もいると思うけど、私はすごく楽しくやってます、と八木沼さん。顔を覚えてもらおうと地域の防災訓練に参加したところから仲良くなり、すでにご近所さんはみんな顔見知り。家庭菜園用の苗をもらったり畑で収穫した野菜や果物で作るレシピを教わったりと、日常的に楽しくコミュニケーションを取っているのだとか。
 

八木沼さん撮影[左]大家さんと一緒に収穫した庭の柑橘類。[右」収穫した柑橘でつくったピールの砂糖漬け。ご近所さんが作り方を教えてくれたそう。


 
地元の人たちと親しくなるにつれ聞こえてきたのが、イノシシをはじめとする害獣によって農作物が荒らされる被害の多さでした。誰か猟のできる人がいればな…というご近所さんのぼやきを耳にしたことをきっかけに、八木沼さんはなんとこの秋、狩猟免許を取得することに!以前から狩猟に興味はあったものの、まさかこんなに早くそのタイミングが訪れるとは思ってもいなかった、と笑います。11〜2月の猟期には地元の先輩猟師さんと山に入る予定だそう。獲れたらまたご近所さんに配らないと食べきれないなぁ、と楽しそうに話す姿からは、本当にこの場所に馴染んでいることが伝わってきました。
 

“そろそろ収穫できそうな枝豆やかぼちゃがあったんだけど、昨日猿に食べられたんだよー!”八木沼さん、怒っていてもその言葉すら楽しそうですよ。


 
最後に、小田原との2拠点生活を検討している人へのメッセージはありますか、と聞いてみました。小田原での時間を楽しむためには明確な目的を持って来るといいですよ、と八木沼さん。別荘を持つ、ってワクワクと夢がふくらみすぎてしまうけれど、ここで何をしたいのか、どんな時間をすごしたいのか、しっかり考えたうえで2拠点生活を迎えること。目的が明確であれば、それに合った立地や建物も格段に探しやすくなります。エリアによって全然違った顔を持つ小田原ですから、何度も通って自分のしたいことをたしかめながら、お気に入りの場所を見つけてください。
 
そして、米神のような小さな集落を選ぶなら、週末だけであっても自分から進んで近隣の人たちと関わってコミュニケーションを楽しんでほしい、と八木沼さんは言います。ただ遊びに来ているのではなく、観光でもなく、「このまちの人」として地域の人たちと暮らしを楽しむ。まちの困りごとを一緒に悩んで解決の道を探り、それすらも楽しんでしまう。そんな姿勢があれば、小田原は実家のように“帰る場所”になるんだなぁ、と八木沼さんのお話を聞いて感じました。2拠点生活でもこんなにまちと深く関わることができるんだ、と知ってぼくらもとてもうれしかったです。
 
 
『小田原ごきげんぐらし』では引き続きお客さまと物件のすてきな出会いをご紹介していきます。みなさんのおうち探しにわくわくをプラスするお手伝いができれば嬉しいです。
 
 
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