募集終了 [旧下田豆腐店]築87年、出桁造りの町家が生まれ変わるとき。
所在地 | 小田原市板橋636 |
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面積 | 約132㎡ |
最寄駅 | 箱根登山線箱根板橋駅 240m, 徒歩3分 |
※先着順ではなくお申込みを受け付けておりますが、7月末にて募集を締め切ります※
多くの方からお問い合わせをいただいている、旧下田豆腐店さんの建物の賃貸募集を開始します。
長くこの場所で愛されてきたこの建物を、もう一度大切につかってくださる方へとおつなぎします。多くの人が来られてまちににぎわいが生まれるような場所になってほしいと考えているため、今回の募集は店舗としてご利用を希望される方が対象です。
3月末に119年の歴史を閉じられた下田豆腐店さん。閉店までの毎日はたくさんの人でにぎわっていました(閉店の日の様子を書きました)。思い出、歴史、文化、いろいろなものが詰まっている場所。ここがいよいよ、新しい世代に引き継がれるスタートを切るわけです。
賃貸の対象となるのは、お店のある2階建ての建物まるまる一棟です。
昭和7年(1932年)に建てられたから、築87年。建物の構造は、昔の町家に多く見られた「出桁造り」(軒が深く、前面に張り出している)です。新築当初からの木製の建具や外壁のタイルなどが美しく残っています。つくりはがっしりと重厚ですが、大きな軒とガラス張りの入り口からは、来る人をあたたかく迎えてくれる懐の深さを感じます。この外観だけで、すでにグッとこころ惹かれる。
室内は、1階には店舗と工場、休憩や事務スペースに使われていた和室が二間。2階には洋室が2部屋あります。調理用の機材や家具などはすべて撤去しますが、内装はほとんど以前のままです(写真は営業中に撮影したもの)。ガスや水道、電気などの基本的なライフラインは今回新たに整備済みです。以前は住居兼店舗として使われていた建物ですが、現在お風呂はないため、ゲストハウスや民泊など宿泊事業には適しません。
古い建物ですが、特に店舗部分は天井が高くて開放感があります。その天井の高さと、小上がりになっている和室とのギャップが面白いです。その和室は、経年変化で飴色につやが出た柱や建具、建付けの戸棚などがやさしい表情。なんだかちょっとほっとする空気を生んでいます。
この建物ももちろんとてもすてきなのですが、この周辺の地域には他にも魅力的な場所がいくつもあります。この一帯は空襲を逃れた地域なので、同じ通りには1903年に建設された土蔵造り風の町屋「内野邸」、少し歩くと茶人として高名な松永安左エ門の建設した「松永記念館」(庭園が美しい…)など歴史的建造物が多く残っています。ほかにも寄木細工を現代的なデザインで制作している「太田木工」の工房とショップがあったりと、お散歩しながら見て回りたいスポットが集まっている魅力あるエリアなんです。箱根登山鉄道「箱根板橋」駅からも徒歩3分の距離。箱根に遊びにきた観光客の方たちにも知ってもらえる場所だと思います。
下田豆腐店さんだったところがどんなふうに生まれ変わるのか、ぼくたち自身もとても楽しみです。小田原のひとたちに愛されて、観光客の方たちにも喜んでもらえるようなお店を一緒につくっていけたらと思っています。どんなお店にしたいか、ぜひ聞かせてください。
※先着順ではなくお申込みを受け付けておりますが、7月末にて募集を締め切ります※
物件情報
所在地 | 小田原市板橋636 |
---|---|
面積 | 約132㎡ |
最寄駅 | 箱根登山線箱根板橋駅 240m, 徒歩3分 |
駐車場 | 有 料金相談(台数もご相談ください) |
築年数 | 1932/01 |
設備 | トイレ専用,都市ガス,公営水道,井戸,排水下水 |
用途地域 | 近隣商業 |
都市計画 | 市街化区域 |
地勢 | 平坦 |
取引態様 | 貸主 |
建物構造 | 木造2階建 |
現況 | 空 |
引渡し時期 | 相談 |
記事公開日 | 2019.05.23 |
最終更新日 | 2019.08.04 |
本物件の募集は終了しています。