このヴィンテージな世界観にどうしたって心惹かれてしまう…！これまでも小田原市内の古いけど素敵なマンションをいろいろご紹介してきましたが、こんなかっこいいお部屋がまだ小田原にあったなんて。
　

どこまでがオリジナルで、どこからが改装によるものなのかわからないくらい、建築当初（1983年）のクラシカルなムードが残されている内装です。80年代に建てられたマンションのほとんどは、この40数年の間で大幅リフォームをされて現代的な内装に作り変えられてきました。そんななかあえてこの内装を残された大家さんやきれいに使ってきてくれた先輩入居者さんたちには心から感謝したくなります。
　







約17帖という広いLDKは、大きな掃き出し窓のおかげですみずみまで明るい。存在感ある作り付け家具たち、艶のあるパーケットフローリング、キッチンのタイル…すべてが調和してレトロな世界観を演出しています。
ヴィンテージ家具や憧れの名作椅子もこんな空間なら自然に馴染んでくれそう。ポップなカラーのファブリックをアクセントにミッドセンチュリー風にまとめるか、ゴブラン織りの絨毯などを敷いて品と華やかさのあるスタイリングにするか。インテリア好きなあなたはもうすでに血が騒いでいるのでは。
　




内装同様、バスルームや洗面台も昭和仕様。便利さはちょっと物足りないかもしれないけど、それもまたレトロマンションの楽しみ方、とおおらかに捉えてもらえたらうれしいです。



さて、立地のユニークさにもご注目ください。早川漁港の目の前に建つこの物件は、オーシャンビューならぬ港ビュー！キラキラ反射する水面や漁船の出入りの見える、この立地ならではの眺望が楽しめます。

確固としたスタイルのあるこのお部屋。惚れ込んで自分らしく作り込んでくれるあなたと出会えたら、お部屋もきっと幸せでしょう。

［文・寺田］

▼さらに古いマンションですが、ちょっとユニークな形状がチャーミング。

余白とおひさま