〈レポート〉リノベーションのトークイベントを開催しました
5月27日(日)、トークイベント『古民家レストランができるまで。と、できてから。』を開催しました。会場となったのは、このトークのテーマであるレストラン、「Cuore Ricco」(クォーレリッコ:小田急線螢田駅徒歩7分)。このレストランがどんなふうに古民家から生まれ変わったのか、オーナーシェフの小嶋一生さん、建築士の尾池、営業の渡邊がおしゃべりし(進行:代表・山居)、トークのあとにはランチが楽しめる、というイベントです。
当日は、さわやかな初夏の風が気持ちのいい日。お庭に面した掃き出し窓を全開にして参加者の皆さんをお迎えしました。トークはこの建物の工事前の姿を写真で振り返るところからスタート。まだ草ボーボーだったお庭や、畳や欄間のある和室の写真を見ながら、物件の当初の状態を見て、ここで行けると思ったポイントは?という物件選びの核になるような質問から始まり、小嶋さんご夫妻がどんな条件で探していたか、というお話や、この建物のような物件は実はそうそうない、という現実的な話も。
何人かの参加者の方が印象に残っていたとおっしゃっていたのは、小嶋さんの開業準備のお話。どんなお店を開きたいか、どんな料理を提供したいか、というコンセプトがとても明確だった小嶋さん。お勤めだった頃から、開きたいお店のイメージで料理をつくって何度も友人たちに振る舞っていたそう。そして、融資を申請する際の資料は、申請先の担当者が「ここまでのものは見たことがない」というくらい充実した内容だったのだとか。理想の物件に出会ったときにすぐ決断できたのは、準備も心構えも万全だったからこそなのだなぁ、と納得しました。
他にも、建築士から今回のリノベーションの解説や、営業からは古民家リノベをしたい方が物件を探すときのチェックポイントなどもお話させていただきました。
ぼくたちにとってとても嬉しかったのは、小嶋さんにお店のなかのお気に入りの場所を伺ったときの「全部です。ぼくにとっては100点のお店なんです」という回答。もちろん、小嶋さんの日々の努力とお店への愛情があってこその100点に他なりませんが、お客様がそんなふうに思えるお店づくりをお手伝いさせていただいたことを心から嬉しく、誇りに思いました。
1時間ちょっとのトークの時間はあっという間。時々メモを取りながら、皆さん真剣なまなざしで聞いてくださいました。
トークが終わったら、お待ちかねのランチタイム!いつもはコース料理のみの提供ですが、この日は特別に立食形式のお食事を用意していただきました。まずは、パテやキッシュ、お魚料理やフォカッチャなどがずらり。自家製の梅ジュースなど、ドリンクは3種も!後半には出来たてのパスタやお肉料理、デザートまで出していただき、皆さんお腹いっぱいでお帰りいただきました。ぜひ今度はゆっくりとコースでのお食事も召し上がりに来ていただきたいです。
初めてのイベントで、どうなるだろう…と当初はひやひやしていましたが、満員御礼!15名の方にご参加いただきました。お食事の時間にはご質問などもたくさんいただいて、皆さんとの交流の時間を持つことができ、ぼくたちにとっても楽しい時間になりました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
今後もまたこんなイベントを開催したいと思っています。その時はぜひ足をお運びいただければと思います!
▼今回の会場となったのはこちらのお店です。
Cuore Ricco
小田急小田原線螢田駅より徒歩7分 (地図はこちら)
〒250-0865 神奈川県小田原市蓮正寺149-11
TEL/ 0465-46-9661
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