[暮らすを楽しむまちえらび:国府津駅周辺]新しいにぎわいが生まれ始めた、海と空を感じるエリア
[こちらは2021年に公開した記事を2024年に一部改訂したものです。]
これから小田原で物件をさがすぞー!というみなさんのための、小田原市内をエリアごとに紹介していくコラムです。小田原はお城も海も山もある、表情ゆたかで歴史あるまち。だから地域ごとに切り取っていくとそれぞれまったく違った個性が見えてくるんです。
「駅徒歩○分」という条件だけではないそれぞれのエリアの魅力を知ったうえで住む場所を選べば、このまちでの暮らしをさらに楽しめるはず。住みたい場所を見つけるお手伝いができたらうれしいです。
今回ご紹介するのは、JR東海道線で小田原駅から東京方面へ2駅目の国府津(こうづ)駅周辺です。海が近くて、なんとなく時がゆっくりと流れているようなおだやかな雰囲気のエリア。レトロな看板建築や古い商家、蔵なども多く残っていてまちなみにも味わいがあります。最近は新しい施設も続々オープンしていて、なにかと話題なんです。開放感のある景色のなかで暮らしたい方にはピンと来そうなまちです!
国府津I.C.もあるため車でのアクセスに優れた場所でもあります。
海が近い、空が広い!
小田原駅から海へ行くには南へ15分ほど歩く必要がありますが、国府津駅から海までは歩いてたった3分ほど。駅のホームからも水平線が見えるくらい、海に近いエリアです。
またこのあたりはマンションがいくつかある以外には背の高い建物はあまり多くないこともあり、空もとても広く感じます。場所によっては富士山もきれいに見えます!
国府津の海は、小田原のごつごつした石の浜よりももう少し細かい砂利の浜。海水浴には向きませんが、お散歩や釣りをする人、夏には足をつけて水遊びする人もよく見かけます。ブリ、タコ、カンパチ、サバなど四季を通していろいろ釣れるので、晴れた休日には浜辺に等間隔に釣り人が並んでる、なんてことも。
ご近所に住めば、早起きしてひと釣りしてから仕事に行く、なんてことも出来ちゃいそう!
新しい施設やお店がオープン!これからが楽しみなエリア
国府津には2020年から「BLEND」が手掛けるコワーキングスペースやレンタルスタジオ、イベントスペース、民泊などが海のそばに続々とオープンしています。特に元ボルダリングジムで海の目の前にある貸しスペース「BLEND PARK」ではマルシェやライブイベントなどが不定期で開催されていて、さまざまな年齢層の人たちが集まっています。2023年には「KURA shop&gallery」、2024年には日替わりシェア店舗「台所」など地域内外の皆さんが得意なことをシェアできる場も増えました。小田原駅周辺とはちょっと違う面白さが生まれ始めていて、新たな“国府津らしさ”が今まさに醸造されている!と感じます。
小田原に比べると新たなお店のオープンは頻繁ではない国府津エリアですが、年々少しずつお店が増えています。
2018年に小田原駅近くから移転してきたスポーツ自転車専門店「Cycle Days(サイクルデイズ)」さんも市内外から来店のあるホットスポット。経験豊富なメカニックの店主さんが丁寧に相談に乗ってくれます。小田原市内は自転車で箱根や静岡方面にも出やすいので、移住したら何か新しい趣味がほしいな、という方はCycle Daysさんで自転車を探してみるのもよいのでは!
「TAMAYURA Porto(タマユラポルト)」さんは植物のセレクトショップ。大小さまざまな観葉植物を扱っています。店舗や住まいのグリーンコーディネートもされていて、おうちやライフスタイルに合うセンスの良い植物を提案してくれます。旧三福スタッフもあれこれ相談に乗っていただきました^^店舗の2階には古道具や古着も置かれていて店主さんの趣味の良さが伝わってきます。
普段は地元の小さなお店で、まとめ買いはショッピングモールで
国道1号線沿いには、魚屋さんやお花屋さん、電気屋さん、パン屋さんなど昔ながらの小さな個人商店が並んでいます。国府津駅周辺エリアには大きなスーパーがない分、日常的には地元のお店を使うと便利かもしれません。
一方で、一駅となりのJR鴨宮(かものみや)駅との間には「フレスポ小田原シティモール」「小田原ダイナシティ」などのショッピングモールやホームセンター「スーパービバホーム小田原国府津店」などの大型店舗が集まっており、車があれば10分前後で行くことができます。どの施設もかなり規模が大きいので小田原駅周辺よりもお買い物しやすい場所です。ご近所では馴染みのお店に通いつつ、まとめ買いは車で、と使い分けてお買い物を楽しむのもいいかも。
番外編:(隣町だけど…)地域の伝統行事を楽しもう
正確には国府津というより隣町の前羽地区になりますが、近戸神社の氏子にあたる場所(西・中宿・向原自治会)に住むならお神輿を担いでみる、というのも楽しそう!毎年9月に行われる近戸神社の例大祭は出店などはない小規模なものではありますが、小高い丘のうえにある神社から浜まで氏子の家を回って練り歩き、海岸では祝詞をあげてお神輿ごと海の中に入る「浜降り」が行われます。近年では担ぎ手が少なくなっていて新しい住民の参加も歓迎だそうなので、興味のある方はぜひ一緒に担いでみてほしい!参加希望の方は回覧板をチェックです。
ちなみに伝統行事ではありませんが…国府津エリアを横断する国道1号線は箱根駅伝のコース(4区、7区)!白熱する走りを間近で見ることができる地域です。場所によっては建物内から選手の姿が見られるマンションも。
売買は戸建中心。マンション希望ならこまめなチェックを!
このエリアの売買物件は戸建が中心です。中古も新築の建売もありますが、どちらも小田原駅周辺エリアに比べると敷地が比較的広めな傾向にあります。また小田原駅徒歩圏内と同じく国府津エリアも西湘バイパスがあるため海の見える戸建物件はなかなかありません。高台に行くと、2階からチラッと水平線が見える物件もある程度。一方で、数は少ないですが海岸線沿いのマンションはオーシャンビュー!海までの距離が近い分、迫力満点の眺望が楽しめます。ただ国府津駅徒歩圏内の海の見えるマンションは物件数が少なく、市場に出ても比較的早く売れてしまうのでご希望の場合はこまめにチェックしていてください。
空が大きくてどこかゆとりを感じるエリア、国府津。国府津駅は始発駅でもあるため朝6、7時台は3本に1本程度が当駅始発の電車です。時間を選べば座って快適に通勤できます。小田原駅まで7分(2駅)で出られるので新幹線通勤もアリ。リモートワークをしている方なら、海の見えるコワーキングスペース「BLEND- Coworking」でお仕事、なんてこの土地らしいはたらき方も心地良さそうです。海を近くに感じたい、という方にはぜひおすすめしたいエリアです。
ご紹介したお店などのざっくり所在地マップです!
このシリーズでは、南町、城山・板橋、本町など小田原駅周辺を中心に市内のいろいろなエリアをご紹介してきました。気になるところはぜひ実際にお散歩しながらその場所の空気を感じてみてください。小田原での暮らしのイメージがきっとむくむく湧いてくるはず!
これまでにご紹介した国府津の物件
※すでに募集を終了している物件も含まれますが、参考にしてみてください。
陽だまりと暮らす家(売買)
サザエさんち的日本家屋(売買)
最上階のルーフバルコニーから大きな海を眺めて(売買)
今回ご紹介したお店&施設はこちらです。
※店舗情報は公開時のものです。最新の状況はお店のSNSなどでご確認ください。
▶BLEND PARK
住所)小田原市国府津2-6-17
▶Cycle Days
住所)小田原市国府津3-14-3 和田ビル101
営業時間)11:00- 16:00
定休日)火・水・木曜日
▶TAMAYURA PORTO
住所)小田原市国府津3-16-24
営業時間)12:00-18:00
定休日)月・火曜日
▶近戸神社
住所)小田原市前川1431
▶フレスポ小田原シティーモール
住所)小田原市前川120
営業時間・休館日はホームページをご確認ください。
▶小田原ダイナシティ
住所)小田原市中里208
営業時間・休館日はホームページをご確認ください。
▶スーパービバホーム小田原国府津店
住所)小田原市小八幡773番地1
営業時間)生活館 9:30-20:00 / 資材館 6:30-20:00
▶BLEND-Coworking
住所)神奈川県小田原市国府津2-4-4
▼小田原駅周辺を中心に各エリアのご紹介をしています。