旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

栄町2丁目に映画館「小田原シネマ館」がオープンします

 
2024年3月20日(水)、栄町2丁目に映画館『小田原シネマ館』がオープンします。メジャー作品から子ども向けアニメーション、優れたインディーズ作品や往年の良作まで、幅広い層の方々が楽しめる“まちの映画館”がここに誕生します。
 
大正、昭和の映画館を思わせる、どこか懐かしい雰囲気のレトロなビル。この1階にあるのが40席のミニシアター『小田原シネマ館』です。小田原駅周辺にはかつてピーク時には8つもの映画館がありましたが、2003年に最後の映画館「オリオン座」が閉館して以来、このエリアに映画館ができるのは実に20年ぶりのことです。小田原に長く暮らしてきた先輩方から「昔はこの辺にもたくさん映画館があったんだよ〜」って話、よく聞きます。30代以上の皆さんには特に吉報なのでは…!
 

 


外観はレトロですが、シアターの設備は最新鋭!映画関係者が公開前の映画を確認するための試写室のようなスペックになっています。DLP Cinema ®️ レーザープロジェクター、Dolby ®️ 社の最新のDCP対応シネマサーバー、同サウンドプロセッサ及び 5.1/7.1chのドルビーサラウンドを採用し、臨場感ある高い音響クオリティで作品を楽しむことができます。
小規模ながら音質にはとてもこだわっているから、音がストレートにお腹に響くような感覚があったり一般の映画館では聞こえないような精細な音までもが耳に届いたりと、いつもとはひと味違ったシアター体験になるはずです。自分の住むまちにそんな映画館があるのって、ちょっと幸せじゃないですか?
 

 


シアターはひとつですが、1日4,5本の映画が上映される予定です。作品は半月で入れ替わるそうなので映画好きの皆さんは上映スケジュールをこまめにチェックすることをおすすめします。
現時点で上映が決まっているのは、こけら落とし上映として“ガンダム劇場版 三部作”(「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム II 哀・戦士編」「機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙(そら)編」)が、ほかに今年2月に公開されたばかりのドキュメンタリー映画「フレディ・マーキュリー The Show Must Go ON」、2003年に公開され当時若者を中心にロングヒットした邦画「ジョゼと虎と魚たち」など、ジャンルや新旧を飛び越えた名作揃いです。まさかあの映画をもう一度スクリーンで観られるなんて…!と震えちゃう方もいるのでは。
“文化を振興するのが使命”だという小田原シネマ館。今後は無名、新人の映画でも良い作品であれば積極的に上映していく予定です。チケットはオンラインでの購入も可能。価格は一般2,000円ですが、会員になると1回1,200円で鑑賞できるメンバーシップ制(年会費3,000円)もあるそう。
 

待ち合いスペースも。品がありつつクラシカルな雰囲気


小田原シネマ館のキャッチコピーは“映画館のある街から、映画の街へ。”。この映画館の誕生をきっかけに、映画を通して夢を持ったり元気をもらう人が増えたり、このまちから新しい映画が生まれたり。小田原がそんなまちになっていったら…という思いが込められています。
小田原シネマ館の発案者は、小田原映画祭にも携わっていた故・蓑宮武夫さん。小田原のまちなかから映画館がなくなってしまったことを憂いて、このまちに映画館を復活させようと「小田原街中映画館プロジェクト」を立ち上げ、仲間と共に実現しました。単にビジネスとしてではなく、小田原にもう一度映画の文化を花開かせたいという熱い思いが結実して完成したのがこの映画館なんです。
小さいけれど大きな思いが込められた『小田原シネマ館』。これから小田原の皆さんに長く愛されていきますように!
 

 

〈設計施工:旧三福不動産〉

▼小田原シネマ館
[住所]小田原市栄町2-7-30 みのさん第一ビル1F 小田原シネマ館
[営業時間]10:00-21:00
[定休日]火曜日
[WEBサイト]odawara-cinema.jp
[instagram]@odawara_cinema
 [Twitter]@odawara_cinema