茅ヶ崎北部に熊澤酒造というそれはそれは素敵な酒造があります。
今回の募集物件「ショコーハイツ」の名前の由来になっている「曙光」や「天青」という日本酒に加え、クラフトビール「湘南ビール」も作っています。敷地内にはお酒の酵母で作られたパンが楽しめるカフェ、イタリアンや和食のお店、地元の作家の作品が置いてあるギャラリーショップなども。それぞれ古民家を移築していたり、昔からある建物をリノベーションしていたりというそれはそれは素敵な酒造です（大事なことなので2回言いました）。

さて、今回募集するのは、その熊澤酒造とは駐車場を挟んだすぐ向かいにあるマンションです。大家さんはまさにその熊澤酒造さん。この大家さんは冒頭に書いたようなおしゃれ空間をつくってしまうくらいなので、非常にセンスのよい方。そんな大家さんが愛とこだわりを持ってリノベーションしたお部屋が募集になりました。
昭和61年築の古い建物で、もともとは昭和の団地的な3DKだった間取りを2LDKのひろびろ空間にアップデートしています。南側は駐車場と畑、北側もまた駐車場とさえぎるものが少ないから、風の通りがよくて陽当りもぽかぽか。気持ちよく住めそうです。

このマンション、昔からお住まいだったお部屋に空室が出るたびに今っぽくリノベーションをし、かつ入居後はさらに入居者が自由にDIYできる部屋として貸し出しています。事前に大家さんにご相談は必要ですが、壁や床は塗るなり貼るなり好きなようにアレンジできます（しかも、原状回復義務はありません）。使うひとが楽しくつくり変えながら受け継いでいくことで、よりすてきなマンションに育てていきたい、という物件なのです。

今回ご紹介するのは、同じ間取りの303号室、403号室の2部屋です。

【303号室】
白をベースにした明るいお部屋で、床は全室フローリングです。今回の募集に合わせて一部の壁が塗り直されています。
シンプルでこのままでもじゅうぶん心地よい空間ですが、なんせDIY可、むしろ推奨されている物件なのです。この空間を見て思わず腕が鳴ってしまう方にぜひ入居していただきたいなぁ。住みながら育てる楽しいお部屋です。

次の写真のお部屋（北側6帖）は、元押し入れのふすまを取り払ってオープンな収納スペースにしています。アイディア次第で、中段板を大きなデスクとして作業場に、中段板を外して部屋を拡張したり、クローゼットにアレンジしたり、はたまたベッドに？なんてこともできるかもしれませんね。

【403号室】
間取りは303号室とまったく同じ。キッチンや洗面台、バスルームなど設備や建具の色味がちょっとずつ違うくらいです。3階もそうですが、昼間は本当に明るくて居心地のいい空間です。

どちらのお部屋も普通に住むのももちろんアリですが、自由な発想でぜひクリエイターさんに使ってほしい、という大家さんの思いから、ここは事務所、アトリエ、ショールーム、ショップなどとしても使用することができます（大家さんは、アートに造形が深く、若手のクリエイターも応援している方なのです）。熊澤酒造のギャラリーショップは地元を中心にいろいろな作家が毎月展示会をしていて、アート好きが集まる場所でもあります。クリエイターさんが何かするなら、ここは立地的にも二重丸◎

そうそう、ペット飼育もご相談できます（その場合は敷金が２ヶ月分になります）。広い空間だからペットも快適にすごせそう。あとインターネットが無料で使えます！これは嬉しいポイントですね。

お部屋は好きな空間に作り込めるし、お向かいは休日が楽しくなりそうな熊澤酒造。お気に入りの我が家で、毎日の暮らしを楽しんでください。

［文・寺田］

▼DIY可ではないけれど、こちらは雰囲気あるかわいいアパートです。

ふたりでも暮らせるロフト＆ウォークインクローゼット付き1DK