旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

青物町商店街に「Qué BONITA(ケ ボニータ)」がオープンしました

 
2023年11月25日(土)、浜町の青物町商店街に『Qué BONITA(ケ ボニータ)』がオープンしました。すでにオンライン販売で人気だった焼き菓子屋さんによる初の実店舗です。“スパイス香る大人の焼き菓子”というキャッチフレーズ通り、どこまでも豊かな香りのお菓子たちが並びます。
 

大きなガラス窓から気軽に覗いてみてください。


下町情緒ある青物町商店街の一角に現れる、洗練された佇まいのお店。ヨーロッパのまちかどにあっても不思議じゃない世界観があります。足を踏み入れると感じるのが、小麦の焼ける香ばしい香りと、品のあるスパイスの香り!
 

モルタル壁の無機質さとダークウッドの落ち着き感がすてき。


迎えてくれるのは「スパイス香に弄ばれちゃうキャロットケイク」、「和山椒とレモングラスのキレ香るケイク」、「ぎゅんぎゅん香るディルとタラゴンベーグル」…とチャーミングな名の付いた焼き菓子とベーグルです。どんな香りでどんな味なんだろう?と名前を見るだけで心が躍ります。
 

手前は「メース香るスパイスラム酒漬アプリコットケイク」


もともと海外の食べ物が大好きでスパイスに魅了されたという店主の小野エレナさん。「スパイスコーディネーター マスター」という資格を取得し、スパイスに精通されています。エレナさんが大事にされているのは、スパイスの効能以上にその豊かな香りです。優しく香るというより、スパイスの香りを脳裏に刻めるほど鮮明に感じられるように、というのがQué BONITAの目指すところ。一口目から飲み込むまでに次々と重なっていく香りの変化も演出したい、とどの商品にも5,6種類のスパイスを配合しています。さらに焼き菓子に入れるフルーツもご自身でスパイス漬けにするなど、さまざまな形で香るように工夫がこらされているんです。“こんなにスパイスが香るのは初めて!って体験をしてほしくて”というエレナさんの情熱が込められています。
 

ベーグルの生地は夫で陶芸家の俊さんが担当。粘土と同じような感覚で力強くこねるからいい生地になるのだそう。


いくつかの商品を実際に食べさせていただいたのですが…本当に香りが豊か!新しい世界に連れて行ってもらったような感激がありました。手に取ってみるとまずひと目で贅沢にスパイスや具材が入っていることがわかって、同時にスパイスのアロマがしっかりと感じられます。ひとくち食べると、複雑に重なった香りが鼻から抜けていって、なんだかもう、目が覚めるような感覚なんです。エレナさんの目指す通りの“こんなの初めて”がきっと味わえるはず。
焼き菓子は全体的に甘さ控えめなので、甘いのはあんまり…という方でもスパイス好きならぜひトライしてみてください。
 

「タイム隠れる甘酸っぱいにキュンな小田原レモンケイク」エレナさんが“風味が優しい”と感じた小田原のレモンをふんだんに使っています。地元産のものもたくさん取り入れていきたいそう。


すでに3年間オンライン販売をされてきた『Qué BONITA』。あえて実店舗を作ったのは、これまでオンラインでお菓子を買ってくださっていたお客さまに直接会える場をつくりたかったからだそう。このお店を起点に人がつながる場にしていけたら、と言うエレナさんですが、すでにお店で出会ったお客さま同士がお友だちになって帰っていくシーンがあったり、ご自身も商店街の方々やご近所の皆さんとさっそく仲良くなられていたりと、このお店からあたたかいつながりが生まれていく予感がしています。
とにかく人が好きなんです、というエレナさん。“元気のない時におしゃべりするだけでもいいから気軽に立ち寄ってくださいね”という言葉の通り、愛とエネルギーあふれるパワースポットのような方です。『Qué BONITA』でスパイス菓子からもエレナさんからも元気をもらってください。

〈仲介・設計施工:旧三福不動産〉

店主の小野エレナさんと、ベーグルの生地作りを担当し、一緒に店頭に立つこともある夫の小野俊さん。


▼Qué BONITA(ケボニータ)
[住所]小田原市浜町3-1-43
[営業日]土・日曜日 11:00〜 ※売切れ次第終了(2024年より金曜日も営業予定。詳細は下記インスタグラムにてご確認ください)
[instagram]@bonita__elena.o