[賃貸]2階の居住部分に暮らしながら、店舗部分のみ賃貸
空き店舗を象徴する言葉として「シャッター街」という言葉が知られていますが、シャッターが降りたままである理由のひとつに“お店は閉めたけど同じ建物内に元店主さんが暮らしている”という状況が多くあります。閉業したからと言って住まいはそう簡単には替えられませんよね。ですが、ひと工夫するだけで同じ場所に暮らしたまま店舗部分を賃貸して家賃収入を得ることも可能なんです。
こんな物件でした
[種別]店舗兼住居の「店舗部分のみ」の賃貸
[場所]小田原市内
[建物]築年不詳 木造2階建の店舗兼住居
[ご相談の理由]閉業して店舗部分を使っておらず空いたままだが、活用したい
所有する店舗兼住居の1階で長年営業されていた飲食店を1年ほど前に店じまいされ、2階の住居に引き続きお住まいの所有者様。実は私たちに最初にご相談をくださったのは所有者様ご本人ではなく、知人の方でした。立地は悪くないから店舗だけでも何か活用できるのでは…と所有者様に弊社をご紹介くださいました。
冒頭でご紹介したような住居を兼ねる空き店舗では、特に困っていないからと店舗部分をそのままにしている方も少なくありません。ですが、一度貸せば毎月安定した収入が入ってきて数年経つと合計はかなりの金額になります。それ以外にも、人がいることで空き巣などの被害に遭いにくい、ライフラインや建物に不具合があった時にすぐ気がつき修繕できる、などのメリットもあります。
今回の所有者様にもご説明したところ、活用できる方法があるならぜひと店舗部分のみを賃貸募集することになりました。
賃貸にあたり主に必要なのは、店舗部分と住居部分をそれぞれ独立させること。今回の場合は店舗の裏口と住居の玄関が共有になっていたため、共通の入口の内側にあった店舗用、住居用の扉をそれぞれ新しいものへ交換し鍵を設置しました。今回所有者様のご負担で行った工事はこの扉の交換のみです。この他に水道やガスなどのライフラインに傷みや不具合があった場合には、賃貸前に所有者様が修繕工事を行う必要があります。それ以外の内外装工事は基本的には入居者様のご負担にて行われます。
募集を開始すると無事にご入居者様が決まり、現在では新しいお店がオープンされ毎月家賃が入って喜ばれています。小田原で暮らす皆さんにとっても、魅力あるお店が新たにオープンしてにぎわう場所が増えるのはきっと嬉しいことであるはずです。
こちらの記事では、転居により空き家になった元自宅を店舗物件として賃貸されている事例をご紹介しています。
[賃貸]転居で空き家になった住居を現況で貸して、店舗兼住居へ
住みながら貸すというのはハードルが高いように感じるかもしれませんが、特に問題なく使えていた店舗であれば独立させるための小規模な工事だけで貸せる状態になります。入居者様とのやり取りや賃貸部分の不具合が発生した際の対応などに負担を感じる方も、管理委託いただくことにより弊社にて代行することが可能です。住まいの一角と言えど活用すれば立派な資産です。せっかくお持ちの資産を有効に活かしませんか。
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