旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

[オフィス]築50年を越えたビンテージビルの再生『旧三福ビルヂング』

2022年秋、旧三福不動産は銀座通り商店街にある緑のレトロタイルが目印の古い5階建ビルに移転しました。コワーキングスペースも備えたオフィスビルのリノベーション事例です。
 

リノベーション後

[外観・階段室]

 
[2階]旧三福不動産

 
[3階]コワーキングスペース

 
[屋上](※屋上はコワーキングスペースの月会員さまのみご利用可能です)


 
 

リノベーション前


 
 
>>もともとこんな物件でした
ディスプレイやイベント装飾などを行う会社の所有する、築年数55年が経過したビルでした。物販スペースのフロアや倉庫だったフロア、その昔は従業員さんが住み込みで暮らしていたフロアなど、55年かけて改装を繰り返した跡が随所にありました。
古い物件のため壁面や天井などに劣化もたくさんみられましたが、その趣きもあえて残しながらリノベーションすることで新築には出せない味わいが生まれ、リノベーション工事も行う旧三福不動産らしさとして活かせそうだなと感じました。
 
 
>>こんなビルになりました
ビンテージビルの持つひなびた趣きと、随所に散りばめられたビビットなアクセントカラーの小物がうまく調和した、旧三福不動産らしい遊び心のある空間になりました。

 [2階]旧三福不動産
水平連続窓から優しい光が入る、明るく開放感のある接客スペースになりました。
窓のそば一面には無垢で肌触りの良いオーダーメイドの木製ベンチを設置。今までよりたくさんのお客さまを受け入れられるようになりました。また、お子さま連れのお客さまも安心してご来店いただけるようささやかながらキッズスペースも設けました。

柱や梁などコンクリート造らしい迫力のある躯体が印象的な室内ですが、空間の中央には和の雰囲気漂う木製格子の障子で仕切られた個室の接客スペースも用意。プライベート性の高いご相談もここなら人目を気にせず安心してお伺いできる上に、古民家改修を行う旧三福不動産らしさを感じられる空間になりました。また、使用しない時は障子を明け放つことで接客スペース〜デスクスペースがつながり、一体感のあるオフィスに。
壁面に取り付けたワンサイズ小さいお揃いの障子の中にはテレビを収納!大きな画面を使ってのお打ち合わせも可能になりました。

 
キッズスペースの奥に設置したトイレ室の壁は、柔らかな弧を描く無垢の杉板貼りの曲面に。そうすることで空間の邪魔にならずに窓からの光が奥の階段室まで行き届く上、あまりスペースを取れないトイレ室内も圧迫感の少ない空間となりました。

 
 [3階]コワーキングスペース
コワーキングの利用者さんが各々の作業に集中できる広々としたサイズのデスクを確保した、暖かみのある空間になりました。
空間中央のアーチの出入り口を境におしゃべりOKエリア・おしゃべりNGエリアを設けることで、電話をしたい方や静かに作業に集中したい方など利用者さんの様々なニーズに応えられるようになりました。また、昨今増えた需要に合わせ完全個室のオンラインブースも完備。周りを気にせずにweb会議に集中できるようになりました。

◎コワーキングスペースのご利用について詳しくはこちら
 
 
>>こんなふうに働いています
日の光が入る明るい接客スペースはご来店いただくお客さまにも好評。事務所然としたカチッとしすぎない打ち合わせスペースのため、お客さまにはリラックスした雰囲気でお打ち合わせをしていただいています。
大きなデスクでスタッフ同士おしゃべりしながらランチをしたり観葉植物のお世話をしたりと、今まで以上に楽しく働いています。

 
設計:玉井洋一
施工監理:(株)旧三福不動産