※2023年6月、価格が変更になりました。

いやはや…お宝発見です。古い建物がどんどん失われているなか、こんな状態で残っていてくれてありがとう、と思うほどの「THE・古民家！」なおうち、しかも平屋にめぐり逢いました。
築50年超ですが、経年変化した木材の美しさや日本家屋らしい抜け感のある間取りになんとも心が落ち着く…。
状態としては、そのままで住むというよりはこの雰囲気を残しつつリノベで全体的に手を入れるイメージです。これはリノベのし甲斐がありそうだ。
なにせ古い建物なので暮らしやすさや便利さでは新築とは比較にならないけど…この良さ、チャーミングさ、きっとわかる人にはわかる。うん、それでいいんです。
とにもかくにも、まずはご覧あれ。

昭和を感じるレトロな平屋です。

この大きな掃き出し窓…！

国内ではもうほとんど作られていないと言われる柄入りのすりガラス。

ふすまを立てれば二間として分けて使用することもできます。

玄関との間に小さな室内窓。「ただいまー！」って声が聞こえて来そう。

窓を開けると土間とお庭への通路が。

6帖が二間続く和室には、南西に向いた大きな掃き出し窓が。床は板張りにして和洋折衷なリビングにしてもいいし、張り替えた畳でゴロゴロするのもきっと心地良いはず…！
掃き出し窓の向こうは土間になっています。ここに縁側を作ってもいいし、ウッドデッキにしてリビングを拡張させるのも楽しそう。
新築を作り込む贅沢ももちろん魅力的だけど、すでにあるものを活かしてどうカスタマイズしよう？！って考えるのもまた面白いものです。

雰囲気がガラリと変わる洋室。

建付の収納もちょっと懐かしい味わい。

こちらはあとから増築されたであろう洋室。大きな掃き出し窓からお庭が見えます。今はジャングルのようになってしまっているお庭ですが…少し広めなのでちょっとした家庭菜園なんかもできそうです。
朝起きてカーテンを開けてお庭を眺める…そんなモーニングルーティーンいいなぁ。

右手に見えるのが洋室。おおむね赤い線の内側がこの家のお庭です。

その他のお部屋も、大きな窓のキッチンやぴかぴかなタイルが主役のお風呂場など、心地よさとかわいらしさを感じられるいい感じの空間なんです…。水回りの設備は交換することになる部分が多そうですが、できるだけ活かして残したくなります。

北側の4.5帖の洋室。元和室が板張りになっています。

キッチン、というよりも「台所」な感じ。2面採光で明るいので気持ちよくお料理できそう！

トイレ／洗面室／風呂場

お風呂場のタイルがカラフルでかわいい…！

どうですか、なかなかのお宝だったでしょう。どこもかしこもかわいらしいな…。
築50年の建物ですから、正直なところ便利さよりも不便さのほうがあると思います。でも、もう二度と作り出せないこのおうちだけの良さ、味わいがここにはあるのです。
古くて使い込まれていて…だからこそいい、それがいい、という方にどうか見つけてもらえますように！リノベで生まれ変わって、長く暮らしてもらえるといいなぁ。
あっ、ちなみに徒歩2分（約110m）のところにマックスバリュ南足柄岩原店とセブンイレブン南足柄岩原店（約150m）があるので実は暮らしやすい立地ということもお伝えしておきます。

［文・寺田］

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