本町2丁目に「Quindici del Mare(クインディチ デル マーレ)」がオープンしました
2021年11月3日(水)、本町2丁目にすてきなすてきなワインのお店がオープンしました。その名も『Quindici del Mare(クインディチ デル マーレ)』。成城学園前で営業されていた『Osteria Quindici(オステリア クインディチ)』が移転オープンされたお店です。
イタリアンワインを中心に取り扱うワインショップでありながら、イタリアンなおつまみと一緒にその場でワインを楽しめるバーも兼ねたこのお店。ワインセラーの窓からのぞくワインたちがさっそくお出迎えしてくれます。
最大700本ほど入るワインセラーには厳選されたイタリアンワインがずらり!店主さん自ら実際にイタリアの生産者を訪れてワインを選んでいるので、生産者さんとのエピソードやその土地の様子などもくわしく聞くことができます。このワイナリーに行ったときはワインを持ってぶどう畑へピクニックに連れていってくれて…なんて思い出話を聞きながらのワイン選びは面白さもひとしお。
店主さんが大好きだというスパークリングワインは特に種類が豊富で、シャンパーニュも手に入ります。
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店主の堀家さんは2019年に成城学園前でお店をオープンする以前も、レストランのサービスやワインのインポーター(世界の生産者やメーカーからワインを輸入販売する職業)としてずっとイタリアンワインに関わるお仕事をされていました。
「お話ししながら選んだほうがよりお好みに合うものをご提案できると思います」と堀家さん。ワインへの愛も知識もとても深い方だから、ぜひ気軽にいろいろ相談してみてください。ワイン好きさんはもちろん、あまり詳しくない方でも楽しくワイン選びができるお店です。
「とにかくおいしいものを出したい」という思いから、お料理には小田原を中心に地の食材をたっぷり使われます。実はここ小田原を移転先に選んだのは、海に近く食材豊富というところがイタリアに似ているから、というのが理由なんですって。イタリアは地中海とアドリア海に挟まれていて、海の食材もたくさん使います。「イタリアではその土地の食材に、その土地のワインを合わせて楽しみます。小田原のレモンや魚介ならきっとイタリアのワインに相性ぴったりだと思って」。まさかイタリアと小田原にそんな共通点があったなんて!
このお店のメインのおつまみは、イタリアンなタコス。「生ハムとアボカド」など4種類のレギュラーメニューのなかには、「鶏肉の梅風味」なんてちょっと小田原テイストなタコスも。梅干しのさわやかな酸味がワインに合うんだとか。フレンチのマリアージュに対し、イタリアの“abbinamento(アッビナメント=組み合わせ)”はもっと自由な発想でワインと食材の組み合わせを楽しむものなんだそう。この新鮮なアッビナメント、ぜひ試してみてください。
すてきな内装も注目いただきたいポイント!堀家さんのご友人であり、デザイナーで“日本人初のイタリア人”のハヤシコウさんがディレクションを担当されました。ユニークな空間にしたかった、という店内の壁や天井には、ハヤシさん直筆のワインボトルやグラスのイラストがシンプルで力強く描かれています。かっこいい!
イタリア料理やワインの監修も多く手掛けるハヤシさんは、クインディチの厨房にも立たれますよ。
今後お店ではイベントも開催していく予定です。成城学園前でお隣だった、イタリア産の生ハムやサラミの専門店「サルメリア69」さんを迎えてのイベントや、インポーターによる直売会、普段のメニューにはないパスタが食べられるパスタデイなど、すでにいろいろ考えているんだそう。おいしそうで楽しそうで、待ち遠しい!
「一杯でもぜひ気軽に飲みに来てください」という堀家さんのお言葉通り、ふらりと入りたくなるお店です。家で飲むワインを探しに来たのに、気づいたらお店で楽しく飲んでる…なんてことも起こるかも?ワイン好きさんもイタリアン好きさんも、クインディチへ楽しい夜をすごしにいらしてください。
〈仲介・設計施工:旧三福不動産〉
▼Quindici del Mare(クインディチ デル マーレ)
住所)小田原市本町2-13-12
営業時間)15:00-19:00(慣らし営業)
定休日)火・水曜日
Instagram)@osteria15[メインアカウント]
@odawara15[メニュー用アカウント]