なんでしょう、このにじみ出る色気…。大人の隠れ家、って言葉の似合ういい雰囲気です。
階段をあがって（所在階：2階）ガラス壁の向こうに店内が見えると、もうすでに、いい。

重厚な雰囲気のドアもすてき。

前のお店の名残が。店舗の雰囲気にぴったりでかっこいい。

以前は「ビストロ ベーボ」という人気のフレンチビストロでした。ちゃんとこだわりと愛情を持って作られたことが伝わってくる店舗です。
ツヤのある飴色のパーケットフローリング、テラコッタタイルの腰壁、壁一面の大きな窓…色気とともに、どこかあたたかみと品も感じます。
照明はちょっと落とし気味に静かにジャスを流したら、しっとりと落ち着いた映画のワンシーンみたいな空間が出来上がりそう。

店内に入るとまずはゆったりしたスペース。右手のドアはお手洗い。

壁にはやさしい風合いのテラコッタタイル。

奥にはカウンターが。右手の壁の裏側が厨房と更衣スペースになっています。

高級感のあるパーケットフローリング。クッションフロアではなく本物のフローリングだから、使い込むほど美しく味が出ます。

このバーカウンターでゆっくりとお酒を飲みたい。カウンターの右端をくぐってカウンター内から厨房へ。

カウンターの向かいにはお料理を提供できる窓が。

個性あるちょっとレトロな雰囲気の手すり。

お手洗いもシックな色味のタイル張りです。

タイルのない部分の壁や天井は塗り直す必要がありそうですが、客席エリアはそのまま使える部分が多いと思います。
すごく世界観のあるお店だから、この雰囲気を気に入った方ならぜひできるだけ残して活用してほしいなぁ。

一方で、厨房機器はそのまま使えるものは多くはなさそうです（動作未確認）。
冷蔵庫などは新たに準備が必要になるかと思います。

厨房内。

厨房を窓側から。

小さいながら更衣スペースも。奥の小さな扉から店舗ドアの正面に出られます。

内装もさることながら、大きな窓のある開放感がこのお店の特別な魅力。
こんなに大きな窓でも外からの視線が気にならずに落ち着いた雰囲気を生み出せているのは、路面ではないからこそ。
2階であるということがとてもよく作用していると思います。

天井までのフィックス窓。スモーク加工で外からは中が見えにくくなっています。

1階は「お箸レストラン ルネス」さん。写真中央のガラス扉から階段を上がっていく。右手の駐車場1台付きです。

立地は小田原駅から徒歩9分と多少離れていますが、実はこのあたりは住宅街でありつつ飲食店も点在しているエリアです。
同じ建物の1Fはレストラン、隣のビルには寿司店、中華料理が、他にもまわりには行列のできるラーメン屋さんやコーヒー店なども。
観光客や通りすがりのお客さん相手ではなく、ここを目指して来てくれるお客さんを大事にして長く地元に愛されているお店ばかりです。
厨房もしっかり作り込めるし、いろいろな業態がイメージできます。
しっかりお料理を出すレストラン、大人が静かに楽しめるバー、おいしいコーヒーとケーキを出すカフェ…この雰囲気があれば、お食事だけでなくお店ですごす時間も存分に味わってもらえそうです。
大人がくつろげるちょっと色気のあるお店、ここで始めませんか？

▼小田原市役所近くにもう少しこじんまりした店舗物件も。

小田原市役所のすぐ隣。窓が大きくて明るいテナント