[売買]他社で反響のなかった「古家付き売地」物件を「中古戸建」としてご売却
まったく同じ物件でも、募集の仕方をちょっと変えるだけで反響が増え、ご売却に繋がることがあります。
たとえば今回ご紹介する事例では、当初「古家付き売地」として募集していた物件を弊社で「中古戸建」に切り替えて募集をしたところご売却に至りました。
一般的な不動産屋さんとはちょっと違う考え方ですが、リノベーション(間取りの変更などを含む大規模な改修工事)の設計・施工も多く行っている弊社ならではのやり方で売却のお手伝いができるかもしれません。
こんな物件でした
[種別]中古戸建の売却
[場所]小田原市内
[敷地面積]約180㎡
[建物]築年不詳 木造2階建の住居兼店舗
[ご相談時の状況]他不動産会社にて募集をして2,3ヶ月経つがあまり反響がない
間口が約6mなのに対して奥行きは約30mという細長い形状の土地に建つ、築年不詳の店舗兼住居。細長い母屋の奥に庭と小さな離れがありました。
2,3ヶ月ほど他社で「古家付き売地(土地として販売しているが現状ではそこに建物が建っている)」として売却活動をしていましたがあまり反響がなく、旧三福不動産でも合わせて募集してほしいとご依頼をいただきました。
建物が古いため売地として販売していましたが、お住まいになりながらの売却活動だったため建物はどうしても取り壊せません。
しかし、ほぼ敷地の横幅いっぱいに建てられた建物により細長い土地の全景が見渡せない状態でした。
買い手の立場になってみると、土地がしっかり見えない状態ではそこに新築を建てるというイメージが湧きづらく購入の決断には至りづらいと感じました。

そこで弊社ではここを売地ではなく「中古戸建」として販売することにしました。
弊社では施工も行っており、これまでも大正時代築造など古い建物をリノベーションによって多く再生してきました。
そのためお客さまにも古い建物を「味がある」「レトロ」と感じ、リノベーションして住みたいという志向の方が多く、古民家にも需要があります。
この物件の場合、新築を建てたい方に「売地」として購入してもらうのは難しくても、今ある建物を「中古戸建」と捉えて魅力を伝えればそこに住みたいという方が現れると考えたのです。
売主さまにとっては「こんなに古い建物で売れるのかな…」と感じるかもしれませんが、古いからこそ良い、と考える方も少なくないのです。
実際に募集を始めると、内見を希望されるのはやはりリノベーションをする前提のお客さまばかりでした。
最終的にこの物件を購入されたのも、全面的に工事が必要と当初からご理解いただいていたお客さま。
断熱性や暗さなど建物の現状に対する懸念点もいくつか挙がりましたが、工事によってそれをどうクリアできるか建築担当チームがプランをご提案していきました。
その結果、快適に暮らせるイメージをしっかり持っていただくことができ無事ご契約に。
ご売却後、建物は内装工事だけでなく躯体の補強や断熱工事などを含むフルリノベーションを行い、新しい所有者さまに安心して心地よくお住まいいただいています。
反響が少ない、なかなか契約に至らない、という物件でもアプローチを変えればまったく新しい層のお客さまの目に留まることがあります。
弊社にはあえて古い建物を選んで探しているお客さまも多くいらっしゃいます。他ではダメだったから…と諦めずにぜひ一度ご相談ください。
お問い合わせは下記のフォーム、またはお電話(0465-24-9329)でもお気軽にどうぞ。