旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

[買取]売主さまのご負担なく、老朽化した古家を取り壊さずに活用へ

建物を相続したもののどうすべきか困ってしまい、気づけば何年もそのままになっている…そんなお話をよく耳にします。
今回ご紹介するのは、建物が古く取り壊し費用もかかるため処分を悩まれていた物件を弊社が買い取らせていただいた事例です。

こんな物件でした

[種別]弊社による買取
[場所]箱根湯本
[敷地面積]約120㎡
[建物]築年不詳 木造2階建の住居
[ご相談時の状況]実家を相続したが手つかずのまま数年が経過

売主さまはご実家だったこの物件を相続したものの、築年不詳で排水は汲取式、床や壁などの傷みが強くそのままでは暮らせる状態ではなかったため何年も手つかずになっていました。
まったく住んでいない家に固定資産税を払い続けるのはもったいなく、いずれは手放したいというご希望をお持ちでしたが、この古い建物に買い手がつくイメージは持てず、また更地にして販売するにも取り壊し費用などは簡単に出せる金額ではありませんでした。

どうにも身動きが取れず、ご実家の処分については半ばあきらめていらした売主さま。
実は弊社にお越しいただいたのも(ご実家とは別の)ご自宅の転居のご相談のためでした。お話をお伺いしているなかでたまたまご実家の話題になり、現地を拝見することに。

すると建物は単に古いだけではなく屋根全体に雨漏りがしており、汚れや傷みも強く資産価値はほぼない状態。
改めて使うとしても浄化槽を入れる、屋根全体の修繕、建物の補強など全体に渡る工事が必要になるためやはり建物付きでの売買は現実的ではないと判断しました。

水が滴り落ちないように新聞紙が挟まっていた天井。

ただ確かにそのままでは使えない状態であるものの、木製のサッシや建具などが建築当初のまま残された姿にはなんとも言えない風情が。
弊社には建物の古さもひとつの価値としてとらえ、あえて古い家で暮らしたい、お店をしたい、というお客さまが多くいらっしゃいます。そういったお客さまにはこの建物の魅力はきっと伝わるはずだと感じました。
たとえ資産的な価値はなくとも魅力的な建物を残すことはまちにとっては大きな価値がある、という弊社の考えからも、なんとかこの建物を残せないかと方法を模索しました。

そこで売主さまへご提案したのは、弊社で直接買い取らせていただく方法。
一般的な不動産会社であればまず取り壊して更地として売却するような状態の建物ですが、弊社ではこれまでも大正時代の建物をはじめ古民家のリノベーションを数多く行ってきたため、そのノウハウを活かせばこの建物を再生できると考えました。
また箱根湯本という土地柄、賃貸店舗であれば借り手がつくという予想ができたため弊社としても時間をかければ費用が回収できると判断してのご提案でした。

この方法なら、売主さまは取り壊し費用など大きな自費の持ち出しなく(所有権移転費用など諸経費を除く)すぐに建物を売却することができます。
このメリットを喜んでいただき、結果として土地建物を弊社へご売却いただきました。

2022年現在、弊社にて行った建物の工事(家財の撤去、床板の貼り替え、浄化槽設置など)を経て店舗の賃貸募集を完了し、入居者さまが開店準備をされています。
箱根湯本に新たにレトロで味わいのあるお店が誕生することを私たちも楽しみにしています。

古くてどうにもならないかもしれない、傷んでいるところはどうしよう…そんなご心配があっても、まずは一度ご相談ください。すべての建物を買取できるわけではありませんが、所有者さまにとってベストな方法をご提案させていただきます。

お問い合わせはこちらのフォーム、またはお電話(0465-24-9329)でもお気軽にどうぞ。

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