リノベでおうちに仕事場を!個室だけじゃないワークスペースのつくり方
コロナ渦を経てリモートワークの方が増え、自宅に仕事ができるスペースがほしい、というご希望を持たれる方が多くなりました。
一日を長くすごす場所だからこそ、妥協せずに働き方や家族の生活スタイルに合った空間をつくりたいですよね。完全に独立した書斎タイプも人気ですが、今回は省スペースながら空間を仕切って集中できる「半個室タイプ」と、仕切りがなく家族とのコミュニケーションが取りやすい「オープンタイプ」をご提案します!自宅にワークスペースをつくるなら…?とイメージしながらごらんください。
その1:壁で仕切った半個室タイプ
▼こんな方へ
・個室をつくる余裕はないけど仕事専用の場はほしい
・閉じすぎた空間では息が詰まる…
●事例:さわやかカラーの壁と室内窓で、適度なこもり感のある空間
完全に閉じた空間で仕事をするのは嫌だったという施主さまのリクエストでつくった半個室のワークスペース。リビングの一角にL字の壁を新設して、家族の気配を感じつつもちょっぴり“こもり感”のある空間で作業ができるようになっています。一方で閉塞感が出すぎないように広縁側の壁には室内窓を配して、外とのつながりも感じられるように。
背後にすぐ壁があるので背景を気にせずそのままビデオ会議にも参加できるのもこのワークスペースのいいところ。自宅でのビデオ会議は生活感が出がちですが、こんな壁があれば一発解決!
●半個室タイプをご希望ならこんなアイディアもどうでしょう
[ ガラス張りの室内窓で仕切る ] しっかりと明るさを確保したいなら、壁ではなく大きな室内窓で区切るのがおすすめ。空間としては独立させつつ、区切ってもそれぞれの部屋が暗くなりません。向こう側が見えて圧迫感が少ないので、壁よりも広々感じるのもポイントです。
その2:仕切りのないオープンなタイプ
▼こんな方へ
・家族とのコミュニケーションを密に取りたい
・空間を広く使いたい
・ずっとワークスペースが必要かはわからない
●事例:用途は自由自在。家族で共有できる大きなデスク
マンションの1室をほぼワンルームにリノベーションしたこのおうちには、リビングにオープンなワークスペースが。建付けのデスクは本棚、テレビ台、収納を兼ねていて、働き方や生活の仕方の変化によって用途がフレキシブルに変えられるようになっています。お子さんが大きくなったら、ここでリビング学習することもできます。
▶このおうちのもっと詳しいご紹介は[マンション]風も光も通りぬける、家族で暮らす大きなワンルームの記事をどうぞ。
●オープンなタイプをご希望ならこんなアイディアもどうでしょう
[ 可動棚をアレンジしてワークスペースに。将来はいつでも棚に変更可能 ] 棚板を付け外しして段の高さや数を変えられる可動棚。棚板の幅を広くすれば、一段をデスクとして使うことができます。
しばらくはワークスペースとして使って、お子さんが独立してお部屋が余ったりお仕事の仕方が変わってデスクが不要になったりしたときには、ふつうの棚板に戻せばシンプルに棚として使うことができます。
2種類のスタイルをご紹介しましたが、あなたの理想のワークスペースはどんなスタイルですか?
実際にワークスペースをつくるときには、むくむくと理想をイメージしつつ、下記の項目を整理するのがポイントです。
-おうちの構造、広さ
-お仕事内容(ビデオ会議が多い、デュアルモニターが必要、資料を広げる…etc.)
-ご家族や家事との距離感はどう取りたいか
-5年後、10年後はスペースをどんなふうに使いたいか
この項目をお聞かせいただけると、よりお客さまにとって使いやすく心地のいいワークスペースをご提案させていただけます。一緒にベストなワークスペースをつくりましょう!
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