城下町の暮らしマイルール〜三太郎さん・福代さんの場合〜

　
小田原に住んだらどんな暮らしになるのかなぁと夢をふくらませている方に、さらにわくわくしてもらおう！というコラムです。
お城を囲むように発展した小田原の城下町は、自転車で走って7,8分ぐらいのエリアに小田原駅やスーパー、個人店など生活に必要なものがぎゅっと凝縮されています。
そんな城下町で実際に暮らしている人たちの《ごきげんな休日を過ごすためにしていること》をのぞいてみたら、あなたが思い描く小田原暮らしのヒントが見つかるかも？
今回は、季節感を楽しむ暮らしを送るご夫婦に、「暮らしのマイルール」を聞いてみました。
　

〈１〉畑しごとを楽しむ

三太郎・福代さん夫妻の食卓はいつも季節の食材にあふれています。
地元の旬のものが身近にある小田原のまちなか暮らしを、さらに楽しむためにと始めたのが市民農園での野菜づくり。
日々の畑しごとは福代さんが担当し、にんじん、玉ねぎ、枝豆、ズッキーニ、パクチーなどを育てており、休日には三太郎さんも一緒に畑で汗を流すのだそう。
小田原には城山や荻窪など10ヶ所以上の貸し農園があり、近年は特に人気が高まっているのだとか。
そして、畑しごとのもうひとつのお楽しみは、畑仲間たちとお昼のお弁当ををわいわい食べること！
三太郎さんお得意の唐揚げは、《三河屋商店》のおいしくてお手頃価格な国産鶏肉と決めていて、注文時に「唐揚げ」と一言伝えると一口サイズにカットしてくれるとの嬉しい情報も。

〈２〉まちなか朝市に通う

三太郎さんは月に2度ほど日曜日に開かれる《小田原まちなか朝市》がお気に入りで、毎回のように通っているのだそうです。
有機野菜や果物、豆腐、惣菜、コーヒーなど小田原近郊の生産者と直接会話を楽しみながら買い物できる貴重な機会。
最近では、人気のパン屋さんが集まるミニパン祭りも行われて、三太郎さんも行列に並んでパンをゲットしたのだそう。

通っていると顔なじみの人が増えていく楽しみもあって、日曜日に早起きするための良い目的になっていると話す三太郎さん。
まちなか朝市は主催者が本屋さんの《平井書店》ということもあって、最近は古本市も同時開催するなど、新しい試みも始まって、さらにわくわくが増える注目のイベントになりそうな予感です。

〈３〉パンとコーヒーは海辺で食べる
〈４〉和菓子で季節をめでる

三太郎・福代さん夫妻のお気に入りの散歩コースは、日常的に四季が感じられる南町の西海子小路周辺。
行きつけの《呉地珈琲》の豆をハンドドリップして水筒に入れ、バターたっぷりの《Les Rois (レロア)》のパンを買って海辺で食べる。なんて贅沢なひと時でしょう。
帰りがけに《伊勢屋》に立ち寄って季節の和菓子を買うのも楽しみのひとつで、
定番の豆大福はもちろん、桜餅、柏餅、水まんじゅうなど目にも口にもおいしい和菓子をじっくり堪能するのだそうです。

〈５〉箱根の温泉でリフレッシュ

小田原のまちなかから一番近い温泉地の箱根湯本までは、車で15分ほど。
三太郎・福代さん夫妻は畑しごと帰りにそのまま温泉へ直行することもあるのだそうです。
三太郎さんいわく、古くてローカルな感じがたまらないという”和泉館”こと《箱根湯本日帰り温泉和泉》は、よく効くというお湯が評判で、なんと北条早雲の時代から愛されている名湯なのだとか。
肌がピーンとするので、美肌の湯としても知られているそうです。
お風呂上がりには、やっぱり腰に手を当てコーヒー牛乳で一服！
日常的に温泉に通えるという贅沢も、小田原のまちなか暮らしの醍醐味かもしれません。