旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

いざ開業!事業計画をつくろう

事業計画は、何を、なぜ、どうやるかなどももちろん大事ですが、お金のことも大切です。客観的に事業を見る機会にもなります。これは面白い!必要とされそう!だと直感的に思うビジネスアイデアも、いざ数字にしてみるとあまり儲からなそうだとわかることも。ビジネスモデルについてくわしくお話しするのはまた別の機会にするとして、今回は収支の部分にフォーカスしてお話していきます。 
 

 


変動費とは、売上に連動して発生する費用。仕入や材料費などです。固定費とは、売上に関係なく発生する費用。人件費(自分の給料も含む)や家賃、光熱費などに加え、広告宣伝費なども含まれます。
粗利以上に経費を使わなければ利益は残るわけです。利益は事業を大きくしていく上での投資の源泉にもなりますし、何らかの事情で売上が減ってしまった時の余力にもなります。経費はこのくらいかかるから、粗利はこのくらい必要だという風に考えてしまいがちですが、粗利(売上)は予定通りにはいかないもの。利益をどのくらい残すかをまず考え、そこから逆算して経費は調整しながら事業を組み立てていけるといいですね。
 
 


業種・業態によっても異なるのであくまで参考として考えてください。今想定している物件で、実際どのくらいの席が作れるか、どのくらい回転するメニュー構成なのかなどを考えていきます。
机上の空論でなく、実際にどのくらいのお客さんが来てくれるか、より確かな見込みを立てることが重要です。近隣のお店にはどのくらいのお客さんが来ているか、まちにどういう人がいるかなどをよく観察したり、インターネット上に公開されている様々な統計データからも想像したり。また自分の周囲でお客さんになってくれそうな人はいるか、マルシェ等で試験的に商売したことがあるならばその時のお客さんはどのくらいかなどから見込み客を想像したり。様々な情報から見込みを立てていきます。
 
 

1章と2章のように収支計画を立てますが、個人的には収支計画は2通りつくるのがオススメです。1つはほぼ確実に達成できるであろう手堅い計画。もう1つはすごく頑張れば達成できる計画です。
誰でもうまくいった姿を思い描いて起業をするもの。ただ、当然思い通りにはいかないこともあります。順風満帆ではなくても確実に達成できるであろう計画で、最低限必要な給料が入り、家賃も払えるのであれば、事業を継続していくことができます。そこからさらに工夫で経費を下げられる箇所はどこか、販売価格をどうやったら変えられるか、見込み客を増やす方法はないかなど、いろいろな面から事業の見直しをしていきます。
無難な計画だけを立てていると、頑張れなかったり、状況が変わってきた時には最低限の計画でさえも達成できなくなったりします。だから目標とする計画もつくり、向上心を持って改善していくことが大事です。
 
 

計画通りにはいかないこともありますが、計画を立てることで、課題も漠然としたものでなく具体的になっていきますので、解決しやすくなります。
僕たち旧三福不動産は、小田原に素敵なお店や会社が増えてほしいと思い、仕事をしています。お店は作ってからが本番ですから、せっかく開業されるお客さまが、やってよかったと思える充実した日々を過ごせるよう願っています。いい物件に出会い、夢が実現していきますように!