旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

[小田原ごきげんぐらし]東京へ新幹線通勤する夫婦×屋上のある戸建

 
この連載では、ぼくたち旧三福不動産で仲介させていただいたお客さまのその後のごきげんな暮らしをご紹介しています。今回ご登場いただくのは2018年秋に都内から小田原へ越してきたご夫婦です。キリリとハンサムで落ち着いた語り口の夫Yさんと、やわらかい雰囲気で明るい表情の妻Mさん。都会的でシュッとしたおふたりは、東京出身でお勤め先は現在も東京。小田原に暮らし東京で働く日々を、ご夫婦はどんなふうに楽しんでいるのでしょうか。
 
 
長く東京に暮らし東京で働きながらも、都会のごみごみした雰囲気から開放されたい、という思いがどこかにあったご夫妻。夫のYさんは幼少期と学生時代に海外で暮らした経験があり、東京という土地にこだわりはありませんでした。働く場所自体を大きく変えることは難しいけれど、住む環境をもう少し自然の感じられる場所に変えられないだろうか、と次第に移住を考えるように。妻のMさんの勤務先が新幹線代も交通費として支給してくれるとわかったことがきっかけになって、那須や軽井沢なども含め新幹線で通勤できるエリアで広く移住先を探し始めました。そこで東京駅まで新幹線で約35分という距離の近さから最有力候補になったのが小田原でした。
 

おふたりの2019年の年賀状に載せた写真。家から徒歩で行ける、お気に入りの海岸で撮影されました。海の近くに住んでみたい、という憧れもあったのだそう。


 
気になることはなんでもとことん調べるのが好きだというYさん、なるべく失敗はしたくない、とさっそく小田原についてリサーチ開始。すると、調べれば調べるほど…“あれ、小田原っていいとこそうじゃない?”。新幹線だけでなくJRや小田急線も使える交通の便のよさ、海や山に囲まれた環境のよさに加え、車が好きなYさんにとっては箱根ターンパイクなどが近く、気軽にドライブを楽しめる立地であることも大きな魅力でした。自分たちが暮らしていくのに悪い条件が見つからない、むしろ“東京よりこっちのほうが楽しそう”と思い始めたYさん。
 
一方、Yさんの提案に対し妻のMさんは当初はあまりピンと来なかったといいます。小田原は縁もゆかりもない場所だし、東京に比べたらやっぱり不便な場所なんじゃないか…。そこで移住した人の情報を集めようと「小田原 移住」で検索して見つけてくださったのがぼくたち旧三福不動産でした。物件の紹介の仕方にオリジナリティがある部分が面白く、Yさんと一緒にこのサイトを物件探しに使ってくださるように。Mさんも徐々に小田原での暮らしのイメージがつき始めて、いよいよ小田原に的をしぼって物件探しをスタート。
 

大家さんや旧三福不動産スタッフ、趣味の車を通して出会った人など、これまで小田原で関わった人たちはみんないい人で、とおふたり。たしかに小田原は面倒見がよくて人懐っこい人が多いかも。おそろいの足元は小田原で人気の「漁サン」。


 
そして出会ったのが現在のお住まいです。旧三福不動産のサイトに掲載されているのは知っていて気になっていたものの、当初具体的な候補にはなっていなかったそう。ほかの物件のついでにここも、と見てみたところ一気に魅力を感じたといいます。大家さんが大事にしてきた質のよい家具をそのまま使えることや屋上からの眺望のよさ、小田原駅までの近さなどから決めました。また旧三福不動産が大家さんとの橋渡しとなって、故障していたエアコンの修理など気になっていた点がほとんどクリアしたことも大きな決め手でした。物件以外にも小田原のいろいろな場所を案内してくれて、入居してからのやりとりも丁寧だった、とぼくらのこともお褒めいただきました。ただ当たり前のことをしているだけなんですが、やっぱりうれしくて照れちゃいますね。
 

山並みがきれいに見える、ご自宅の屋上。


 
こうして始まったおふたりの小田原での生活。実際に暮らしてみて、直感的に「あ、なんかいい雰囲気かも」と感じたとMさん。古いけど味のあるすてきな建物が多くて、お散歩しながら写真を撮るのが楽しみになったり、出会う人たちとのちょうどいい距離の近さが心地よかったり、軽トラ市(※)などまちなかで開催されるイベントが楽しかったり。
 
さらに事前のリサーチ通り、やっぱり車での行動は小田原に来てからとてもアクティブになったそう。箱根や御殿場、三島などに気軽に遊びに行けて、自然の空気を吸ってのんびり過ごして渋滞のストレスを感じずに帰って来ることができる。うーん、まさに小田原ならではの週末のすごし方を満喫されていますね。
 
そして何より新幹線での通勤の快適さはおふたりにとってとても魅力でした。ほぼ毎朝座って通えて、その間は本を読んだりニュースをチェックしたりと、自由に使える時間が増えたといいます。都内に住んでいた頃は通勤時間は1時間足らずだったものの、混み合って殺伐としたラッシュアワーをやり過ごすだけでかなり消耗していたそうです。Yさんは“1日のエネルギーが100だとしたら、在来線で通勤してたときは会社に着く頃には80,70くらいまで消耗していたものが、今は98くらい残っている状態で仕事が始められる”と言うから、そのギャップはすごいものですね。まさか仕事のパフォーマンスまで上がっちゃう、なんて新幹線通勤の思わぬ副産物かも。
 
※軽トラ市:銀座通り商店街を歩行者天国にして行われるイベント(アーケード撤去および電線地中化工事のため現在は開催休止中)。同じエリアで第2・4日曜日には「小田原まちなか朝市」が開催中。
 

軽トラ市の様子。地産地消をテーマに、地場の農産物・収穫物を原材料とした加工品・お惣菜のほか、地域の伝統工芸品などを販売している。


 
あっという間に小田原での暮らしが大好きになったおふたり。うれしいことに、Mさんは自称“小田原アンバサダー”として周りの人に小田原の魅力を伝えてくださっているんだそう!実は小田原に越してきた人ってそういう方がとても多くて、誰に頼まれなくても積極的に小田原のことを発信してくださっているのをよく見かけるんです。Mさんも小田原での暮らしを紹介するinstagramアカウントを開設して、おすすめスポットやきれいな景色などを発信されています。移住してきた方が小田原を“自分のまち”として感じてもらえるって、不動産屋としてはとてもうれしく、そしてなんだか誇らしい。
 
早くも小田原での暮らしを存分に楽しまれているおふたりです。秋に引っ越してきたので、春と夏を迎えるのがこれからの楽しみだそう。季節の移り変わりと共に、さらにおふたりらしいごきげんな暮らしが待っています。
 
 
『小田原ごきげんぐらし』では引き続きお客さまと物件のすてきな出会いをご紹介していきます。みなさんのおうち探しにわくわくをプラスするお手伝いができれば嬉しいです。