旧三福不動産|小田原市にある不動産&リノベーションの会社

[マンション]ひと続きなのに、居場所はいくつも。曲線と工夫でつくる、やわらかな住まい。

ご夫婦とわんちゃんが暮らすマンション。家の中には、本に囲まれるライブラリや、朝ごはんを楽しむ小さな居場所など、ひと続きの空間にそれぞれの過ごし方があります。
施主さんの思い描く景色を形にしながら、梁や配管などマンションならではの制約も、空間になじむように工夫。窓枠の見せ方や白の塗り方、床の貼り分けまで、細かなこだわりがやわらかな住まいをつくっています。


工事データ
・建物種別:マンション
・建物構造:鉄筋コンクリート造
・施工面積:83.24m2
・間取り:3LDK

工事後

[リビング]ライブラリと洗面台、ふたつのアーチが並ぶ景色。丸みのある開口が空間をやわらかくつなぎ、暮らしの中にうっとりポイントを生んでいます。

[リビング]のびやかなリビング。アーチの開口や、天井のやわらかな曲線が、空間にやさしい表情を。

[キッチン・セカンドダイニング]光の入るセカンドダイニングは、同じ空間なのに違った雰囲気。

[洗面室]リビングと自然につながる洗面室。

[リビング]シンプルな空間には、多くの工夫が・・・。

間取り

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工事前

梁の凹凸やアルミサッシがそのまま見えていた、リノベーション前の住まい。
ここから細かな部分を整え、空間全体にゆるやかな統一感をつくっていきました。

なんとなくつながっているけど、ちょっとずつ違う居場所

リビングの一角に本に囲まれる場所があったり、朝ごはんを食べるための小さな居場所があったり。空間をきっちり区切るのではなく、それぞれの過ごし方に合わせた場所をつくりながら、ゆるやかにつながる住まいになりました。

【ライブラリ】

施主さんが思い描いていたのは、本棚が両脇に並び、その間にあるアーチ型の枠越しに窓が見える景色。そんなイメージを形にするため、本棚の納まりにも工夫を重ねました。

木造に比べて加工や取り付けが難しいコンクリート造の壁。壁にぴったりと収めるために細かな寸法や割り付けを調整しながら、思い描いていた風景を実現していきました。

【セカンドダイニング】
朝ごはんを食べるための、小さなセカンドダイニング。海外の住まいで見かけるブレックファスト・ヌックのような場所が欲しい、という施主さんの想いから生まれました。

もともとダイニングだったコンパクトなスペースを生かし、リビングとつながりながらも、ちょっと気分を変えて過ごせる一角にしています。

わんちゃんのお水置場。

【洗面室】

化粧品関係のお仕事をされている施主さんは、リビングで仕事をすることも多く、洗面室を使う機会もたくさん。そこで、リビングから廊下を通って洗面室へ向かう間取りを見直し、リビングと洗面台がゆるやかにつながるつくりにしました。

ドアをなくすことで、空間の一体感を保ちつつ、使うときにはロールカーテンで目隠しできるようにしています。

どうせ隠すなら、素敵に隠したいじゃない

【窓枠】

リビングの窓は、アルミサッシの枠が目立たないよう、壁を窓枠にかぶせて納めました。

窓枠の存在感を抑えることで、窓の向こうに広がる景色や、差し込む光がより引き立つように。

【梁】

もともと複雑に梁がかかり、天井や壁に凹凸が多かった空間。新たに設けた下がり天井やライブラリの入口には、梁の出っ張りを目立たせないよう、角にアールを取り入れました。

どうしても出てしまう梁を隠すだけでなく、空間になじむやわらかな形に整える。そんな細かな工夫が、住まい全体のやさしい雰囲気につながっています。

キッチンも梁の出っ張りがあったため、あえてキッチン部分の天井を少し下げることで、その凹凸を活かすことにしました。

天井の高さに変化をつけることで、ひと続きの空間でありながら、キッチンがゆるやかに区切られたような印象に。制約を逆手に取り、空間のアクセントへと変えています。

【キッチン床・玄関】

既存のコンクリートマンションのため、配管を大幅に移動することが難しく、キッチン部分のみ床を上げて対応しました。床下に空間をつくり、そこに排水管を通す仕組みです。
玄関は、住まい全体のやわらかな雰囲気に合わせて、既存の棚をなくし、アーチ型の開口に。

キッチン/玄関。

【エアコン】
エアコン本体が目立たないよう、木製のルーバーで囲い、空間になじむように仕上げています。

隠す工夫も、インテリアの一部に。

細かいことにこだわることが、大きな変化を生む

・こだわり抜いた白

アーチや梁の曲線がつくるやわらかな雰囲気を、かわいくなりすぎず仕上げるために、白の色味や塗り方にもこだわりました。木目を残しながら白く着色し、いくつもの塗装サンプルを試して、イメージに合う白を探しました。

木のぬくもりを添えた白いキッチン。縦のラインが美しいキッチンカウンターや、木枠をあしらった収納が、空間にほどよいアクセントを。

・大きく分けない、けど違う空間だとわかる
同じフローリングも、ライブラリはヘリンボーン張り、リビングはまっすぐに。張り方を変えることで、ひと続きの空間にそれぞれ違った表情を生み出しています。木部は木目を残して白く塗装し、全体に統一感を持たせました。

リビングの床と比べても違う空間だということがひと目でわかります。

同じ木材を使っていても貼り方でこんなに印象は変化します。

マンションのリノベーションでは、構造や配管の制約から、梁や天井の凹凸を取り除けないことも。そんな制約も、見方を変えれば空間の個性。もともとの形を活かし、曲線や素材の工夫を重ねることで、その部屋ならではの心地よさが生まれます。

綺麗なアールに、半年経った今もうっとり。

住み始めて半年。施主さまに暮らしの様子を聞いてみました。
キッチンからリビングにかけての梁の綺麗なアールは、今でも見るたびにうっとりする、お気に入りの場所だそう。洗面の入り口をあえて斜めにするアイデアにも驚いたそうです。

キッチン横で仕事をしたり、ライブラリーで本を読んだり。その日の気分で居場所を変えて過ごす日々。セカンドダイニングのベンチはわんちゃんもお気に入りで、仕事中にひょいっと上ってきては、お昼寝しているのだとか。

リノベーション事例を見て、「いつか家を買うなら旧三福不動産に」と、ホームページを定期的にチェックしてくださっていた施主さん。ありきたりではない空間づくりに惹かれ、今回の住まいづくりをお任せいただきました。

間取りを大きく変えなくても、ちょっとした工夫で住まいの表情は変わるもの。今ある空間を活かしながら、自分らしい住まいをつくりたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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