正面からは、ちょこんとかわいらしいおうちに見えるでしょ。3DKくらいのコンパクトな間取りなのかな、って。いえいえ、驚くなかれ…実はこの建物、裏の顔があります。中に入ってみると…奥に奥に長く長〜〜く伸びているのです。
　

もしかするとこれまでこのサイトに載せたなかでは一番細長い間取図かもしれません。間取りはなんと6DK。一見ユニークだけど、230㎡超の敷地とこの部屋数を活かしたらきっと暮らしやすくて良いおうちができるはず。昭和な間取りを自分らしさでアップデートする、リノベの醍醐味を思いっきり味わえそうな建物です！
　
まずお先にひとつお伝えしておきたいのが、軒先に小さなお店を作ることもできる間取りなんです、ということ。道路から一番近い洋室は、今は植栽で覆われていますが掃き出し窓で駐車場側から出入りすることができます。ここはかまぼこ通り沿いなので、周辺にはイタリアンやおでん、麹料理などの飲食店、古着や雑貨などの物販店などが点在していて、可能性を感じる場所です！
　


掃き出し窓のある位置にお店のエントランスを作れば、お店と居住部の入口を分けることが可能です。お部屋は8帖。サロンやお教室、物販店など、ひとりでできるこぢんまりしたお店にちょうどいいサイズです。トイレも生活空間の手前にあるので共用できそう。もちろん居住スペースとしても居心地よく使えますが、部屋数の多さはこんな形でも活かせちゃうのです。
　
そんな裏ワザ的な使いみちもお伝えできたところで、各フロアをご紹介していきましょう。
築46年かつ空き家期間が長かったため、内装の傷みは強め。雨漏りなどの箇所もあるため、全面的に手を加えるフルリノベ向きです。ですが、経年変化を経て柔らかい味わいの出た柱や建具、窓の多さなど素材としてはかなり魅力的！
※写真内の家具類はお引渡しまでに撤去予定です。
　
▼1F

玄関のある南側からご紹介していきます。
　










1階の真ん中に位置するこのDK〜洋室（7.2帖）〜和室（8帖）の空間を繋げて、約23帖のゆったりLDKへ大胆にトランスフォームするなんてどうでしょう！窓も多いから、いい空間になりそうなポテンシャルを感じます。
浴室へ行くには必ずLDKを通る構造にすることによって、自然と家族のコミュニケーションも増えそう！
　


▼2F





以上がこのおうちの全貌です！…と言いたいところですが、実は建物の裏手、北側にはウッドデッキや物置などを置けそうなちょっとしたお庭があります。ご内見の際にはそちらもぜひご覧ください。
　
どうでしょう、全体を見渡してみると第一印象とは全然違う空間だったんじゃないでしょうか。ここにリノベであなたらしいセンスや令和の機能性を加えたら、もっともっと魅力的なおうちになっていくはずです。
場所は三の丸小学区。小田原駅までは徒歩15分（約1,200m）とギリギリ徒歩圏内ですが、平坦な道なので自転車でも楽ちん（約6分）に通えます。小田原駅周辺でリノベ希望の方、必見です！

［文・寺田］

▼同じく三の丸小学区！広さは半分ですが、小規模なリフォームだけでも暮らせそうです

［三の丸小学区］“閑静な”が似合う暮らし