[小田原ごきげん暮らし]都会の喧騒を離れ小田原で見つけた、背伸びせず自分らしくいられる心地良さ
この連載では、旧三福不動産で仲介させていただいたお客さまのその後のごきげんな暮らしをご紹介しています。
旧三福不動産のお客様のなかには“いまの生活をガラリと変えたい!”と思い立って小田原に移住してきてくださる方も多くいらっしゃいます。長年暮らした東京の喧騒を離れこのまちにたどり着いた森元まゆみさんもそのひとりです。お気に入りのお店を通して親友と呼べる友人たちができるなど、小田原に来て自分を取り戻している感じがする、と言います。森元さんのいきいきした姿を見ていると、このまちに居ることを本当に満喫してくださっているなぁ、とこちらまで嬉しくなってしまいます。
リモートワークをきっかけに、まずはお試しのつもりで気軽に移住
コロナ禍で勤務先がリモートワークになったことを機に、2021年春頃から移住を考え始めた森元さん。もともと忙しい日々を送っていましたが、自宅の狭い空間でひとり黙々と仕事をするのが辛くなってきて、違う街のもっと広い部屋に引っ越したい、と考えるように。その頃にたまたま出会ったのが、現在森元さんが勤務する日本酒の会社、株式会社RiceWine(本社・小田原市鬼柳)のCEO・酒井さんでした。移住先として茅ヶ崎なども候補に挙がっていましたが、RiceWineとの出会いがきっかけとなりその年の11月には小田原へ移住。賃貸だから合わなければまた別の土地を探したっていいし、とまずはお試しのつもりでフットワーク軽く引っ越してきました(結局、小田原を気に入ってのちにRiceWineへ転職することに!)。
理想的な住まいに出会い『一気にライフしてる感じになった』
森元さんが小田原で最初に暮らしたのは鴨宮でした。ワンちゃんを飼っているからペット可で、せっかく引っ越すなら広くて築浅で…と求める条件にピッタリ当てはまったうえに家賃は東京時代とそこまで変わらず、移住先としてはベストなんじゃない?!と思える賃貸マンションに出会い、即決します。そうそう、やっぱりこういう物件との出会いって本当に大切ですよね。
鴨宮での暮らしを振り返って『なんか一気に“ライフ”してる感じになりました』と森元さん。自転車に乗ってふらりとスーパーへ行ったり住まいからのんびり富士山を眺めたりする暮らしは、都市部での忙しない日々とはまるで違いました。格段に広くなった住まいと鴨宮の静かな環境が、東京に疲れた森元さんには大きな癒やしになったのです。
気づくと忙しさで人に会わない生活…市内での引っ越しを決意
住心地バツグンの鴨宮のマンションに暮らして1年。快適ではあったものの、ふと気が付いてしまいました。“あれ、私ちょっと人と会わなさすぎ…?” おうちは大好きだし買い物にも便利で快適な住環境ではありましたが、いつの間にかまた自宅で黙々とお仕事をすることの多い日々になっていました。もともと人が好きで、東京時代には近所に暮らす妹さんとよく飲みに繰り出していた森元さん。それが大切なストレス発散方法だったことを思い出して、ある時に思い立ちます。“気軽に飲みに行けて、気分転換できる場所に引っ越そう!” 鴨宮もとても暮らしやすかったけれど、コンパクトな範囲内に小さな良いお店がたくさん集まる、小田原駅周辺で改めて物件を探すことにしました。
以前から購入も検討していましたが、これを機に小田原で住まいを購入して腰を据えるのもいいかもしれない、と改めて分譲マンションも含め物件探しをスタート。そんななかで出会ったのが、現在お住まいのマンションでした。海の見える眺望にまず一目惚れして、小田原駅徒歩圏内で求めていた広さがありながら東京では考えられない価格、そしてペット飼育可能。こんな物件とはもう出会えないんじゃないか、とこの物件も購入を即決します。物件と出会う運も、決断力もピカイチな森元さんです。
気の合う友人たちと出会い、小田原で“大人の青春”が始まった!
小田原駅近くに引っ越してきて、森元さんの暮らしはまたしてもガラリと変わりました。店主さんの人柄が伝わる居心地の良い個人店が歩ける範囲にたくさんあって、夜遅くなっても終電を気にしなくていい。鴨宮にいた頃ののどかで穏やかな毎日から、仕事が終わるとまちに繰り出してお気に入りのお店に飲みに行く、にぎやかな日々に!こうして忙しく働く生活にメリハリが生まれました。
特に楽しい変化をもたらしてくれたのは、行きつけのお店で出会った気の合うふたりの友人の存在です。『小田原に来てよかったことのひとつは、ふたりに出会えたこと!』近場で出会っただけあって住んでいるのはみんなご近所。互いの家を行き来したり、新しいお店を開拓したり、一緒に箱根の温泉に行ったり…仲良しの3人で“大人の青春やってるよね”って言い合うのだとか。なんて楽しそうな小田原ライフ!
そして小田原ではお店の人やお客さんとよくおしゃべりするようにもなりました。肩書ではなく個人として自分を見てくれている感じが心地良いんです。背伸びせず、このまんまでいいや、と等身大でいられるのが森元さんにとっての小田原です。
なんでもあるわけじゃないこのまちで、あなただけの心地よさを見つけてほしい
森元さん、ここ最近友人たちと遊んだ帰り道によく“このままずっと小田原で生きていくんだろうなぁ”と思うんですって。東京でがむしゃらに頑張ってきた森元さんにとって、このまちは力を抜いて人間らしくいられる場所。広いお部屋でゆったり過ごしながら、気分転換したくなったらぱっと外に出てお散歩したり好きな人たちに会える、リラックスした暮らしに心が満たされています。
そんな小田原暮らしの先輩、森元さんに移住を検討している人へのメッセージをもらいました。『楽しみ上手の人はきっと小田原に向いていると思います。適度に田舎で適度に都会、東京みたいになんでもあるわけじゃない。そんななかで自分にとっての心地良さを見つけられたら、きっと小田原が安住の地になると思うんです。まずは心地良いポイントを探しに一度小田原に遊びに来てみるといいと思います』
うれしいなぁ。こんなふうに小田原を大切に思ってもらえると、わたしたちも地域の不動産屋冥利に尽きるってもんです。今の生活にどこか違和感があったり、なんだか人生に彩りが足りない気がしたり…そんな時、小田原という地が大きな変化のきっかけになるかもしれません。この記事を読んで森元さんの暮らしにちょっと憧れを感じたら、まずは小田原に一杯飲みに来てみてください。もしかしたら、あなたにとっての心地良さもそこに見つかるかもしれません。
『小田原ごきげん暮らし』では引き続きお客さまと物件、地域とのすてきな出会いと暮らしをご紹介していきます。みなさんのおうち探しにわくわくをプラスするお手伝いができれば嬉しいです。