浜町1丁目に古道具と立ち飲み・喫茶のお店「万事屋(よろずや)ひぐらし」がオープンしました
2024年7月、浜町1丁目に「万事屋(よろずや)ひぐらし」がオープンしました。古道具の販売と立ち飲み・喫茶のお店です。
“よろずや”という店名も気になるし、古道具屋さんで飲んだりお茶したりできるの?!というのも気になっちゃいます。
国道1号線沿いにある、元お蕎麦屋さんだったレトロな建物。駅からは少し離れますが、お店のすぐ横に駐車場があるので便利です。昭和のムード漂う外観に、店主さんがDIYしたブルーのかわいらしい入口が目印です。
お店に一歩踏み入れると…こりゃ楽しい!昭和〜平成初期の古道具が所狭しと並びます。古道具や古民家が好きな方は心躍っちゃうはず。何を隠そう、このお店のキャッチフレーズは”わくわく古物と立ち飲み喫茶”。もともとインテリアや古道具が大好きで自分でもコレクションしていた店主・横山幸平さん自身がわくわくするものを中心にセレクトされています。
横山さんのアンテナにひっかかるのは、どこか背景、ストーリーが透けて見えるような商品。例えば、木彫りの熊をあしらった状差し(レターラック)に、「▢▢年▢月 北海道旅行」なんて掘ってあったり、トヨタが自動車メーカーになる前に作っていた織り機の脚をリメイクしたデスクがあったり。それぞれの商品にまつわるエピソードや魅力をアツく語ってくれる横山さんとのおしゃべりも楽しいです。
商品の仕入れ後の修理やリメイクも横山さん自らが行っています。心がけているのは、“きれいにしすぎないこと”。きれいに直すのは簡単だけど、年月をかけて醸し出された味のある状態を作り出すのはなかなかできないから、ピカピカにはせずそのアイテムが使われてきた歴史を感じられるような仕上げを目指しています。
そして「万事屋(よろずや)ひぐらし」のもうひとつの柱は立ち飲みと喫茶。実は横山さん、このお店のオープン前から、お弁当の販売や出張営業、イベント出店などで飲食のジャンルではすでに小田原市内で活躍されています。先輩飲食店経営者からもコラボのオファーがあるほどの腕前なのです。パーティーやイベントのケータリングやお弁当の依頼も大歓迎だそう!
ひぐらしは毎週金・土曜日が立ち飲みDAY!日替わりのおつまみと一緒に乾杯できます。小田原の旬の食材を使いながら、レシピをちょっとひとひねりするのがひぐらし流。ポテトサラダひとつ取っても、レモンのような柑橘系の香りのする樹木「アオモジ」でつくったオイルを混ぜたり、甘エビの出汁のスープや山椒の実を使ったり。ある時はメキシカン風にしたこともあるのだとか。ポテサラや「本日の煮込み」など居酒屋の定番メニューから、カレーやカオマンガイなどエスニックなメニューまでバリエーション豊かなメニューになりそうです。ドリンクは曜日にかかわらず常時提供可能です。
※取材時は食事の提供開始前だったため、写真は過去に横山さんが作られたお料理です。
ちなみに、店名に「万事屋(よろずや)」というだけあって、ここではいろんなジャンルのお悩みが解決するかも?!実は機械工学を学んでいた横山さん、商品の家電だけでなく自家用のバイクや車も直しているそうなので、最近機械の調子が悪いんだけど…なんて相談をすればきっと良いアドバイスがもらえます(車などの修理自体は専門のお店へ!)。さらに、横山さんは前職はエンジニアとしてEC(オンライン販売)の分野の最前線で活躍していたので、オンラインで何かを販売してみたい人や企業さんにはその道のプロを紹介できます、とのこと。頼もしい!
商品のセレクトのセンスや食べ物の美味しさはもちろん、横山さんの和やかで優しいお人柄にほっこりするお店です。古道具好きな方、飲みたい方、ちょっとおしゃべりしたい方…海辺へのお散歩がてら、どうぞふらりと足を運んでみてください。
▼万事屋(よろずや)ひぐらし
[住所]小田原市浜町1-10-18-1F
[営業時間]平日 12:00〜19:00/金・土 12:00-21:00 (※日によって変動あり。Instagramのストーリーにて告知)
[定休日]日・月曜日
[Instagram]@higura.shi
※営業情報は掲載時のものです。最新の情報はSNSなどでご確認ください。