毎年続々と新店舗がオープンしている青物町・宮小路エリアに新たに店舗物件が登場です！すてきなお店がどんどん集まってきていて、このエリアでまた物件を紹介できるのうれしいなぁ…（しみじみ）。今回は人気の高い、ふたりでちょうど回せそうなサイズ感の一棟貸し店舗（1階店舗・2階休憩スペース）です。

小田原駅からは徒歩13分とちょっと歩く立地ですが、駅から離れていても味がおいしければお客さんはわざわざ来てくれる、というのは2021年にオープンしたお向かいさん『Quindici del Mare（クインディチ デル マーレ／ワインショップとバー）』をはじめご近所のお店が証明してくれています。次にこのエリアに仲間入りするのはどんなお店なんだろう、ってもうすでに楽しみ！

向かいはクインディチさん、裏手は老舗の料亭「清風楼」さん。

この「昭和！」って顔に書いてあるようなシブい外観がいいじゃないですか。比較的古い建物の多いエリアですが、そのなかでもひときわ目を引くビジュアルです。築年不詳だけど、登記簿を見る限り昭和40年代にはすでに建っていたようなので築50年以上にはなるみたい。

▼1F：店舗
先日まで居酒屋さんが入っていた居抜きの状態です。入ってすぐ大きめのカウンター、奥には板張りの小上がり。最大でカウンターに5,6席、小上がりには10席くらい作れそうな印象です。
小上がり部分はちょっと天井が低めなんですが、それがなんともほどよい“こもり感”を生んでいて不思議と居心地がいい空間。厨房からカウンター越しに客席全体が見渡せて、お客さんとコミュニケーションが取りやすい配置なのがすごく機能的。お料理しつつお客さんの表情や席の様子が見られるから、すごくいいお店になりそうな気がする…！

お店に入った瞬間に厨房の店主さんと目が合いそうなレイアウト！

お客さんとの会話が弾みそうです。

小上がりの奥から。

ちょっと天井低めの小上がりが意外に心地いい。

厨房から店内がぐるりと見渡せます。

気になるのは厨房が少し小さいかな？ということ。ひとりなら小回りが利いて良さそう！ふたりで立つにはちょっと狭いかも。現状のシンクも使えますが、コールドテーブルは別途必要になります。
少し前まで営業されていたので内装はそのまま使えないこともないのですが、お手洗いが古かったりところどころDIY感の強い部分が気になったりするので、どこを活かしてどこを新しくするかはぜひ一緒に考えましょう。

▼2F：休憩スペース
8帖と4帖の和室と小さな浴室があります。アイドルタイムにのんびりしたり事務作業スペースとして使うには快適な空間です。8帖の和室は個室の客室として団体のお客さんの宴会などに活用してもいいかも！

8帖の和室。

8帖の和室を反対側から。

4帖の和室。写真中央奥に浴室と洗濯機置場があります。

浴室。休憩中にシャワーを浴びれるって結構うれしい！

駅から離れた古い建物だからこそお家賃は現実的。その分食材に還元できたり内装に予算を使えたり…このエリアにいいお店が増えているのって、実はそんな理由も大いにあると思うんですよね。便利な立地もいいけれど、こだわりを詰め込んだ理想のお店を叶えるには実はこんな物件が向いているのかもしれません。

［文・寺田］

▼こちらはワンフロアのみの物件です。国道1号線沿いで視認性良好！

見通しのいい国道1号線沿いからはじめよう