研修で三浦市三崎に行ってきました。
わたしたちは、だいたい1シーズンに1回くらいのペースでいろいろなところに研修に行っています。行き先は各メンバーが順番にチョイス。会社を飛び出して、面白い事例から自分たちに活かせるヒントを見つけよう!そして楽しもう!というのが目的です。今回は神奈川県の三浦半島最南端にある三崎に行ってきました。レポートは不動産営業の日高が担当します。
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東京都内からの移住先として小田原と同じように候補にあがる、逗子・葉山や三浦方面。どんなところか気になって調べているうちに、日本で特に重要な漁港(13つの港の1つ)として指定されている三崎漁港のある、三崎に注目!
三崎は観光ではマグロで有名ですが、調べてみるとここ最近で、古民家を使って蔵書室や美容室をされている方や、若い子が好きそうな可愛いドーナツ屋ができていたり、なにか新しい風が吹き込んでいる模様。これは行ってみたら何か発見がありそう・・・!
さて、小田原からは相模湾の海沿いをひたすら車で2時間ほどで、三崎に到着!
せっかく三崎にきたので、ランチは美味しいマグロや魚が食べられるお店へ。伺ったのは魚屋さんがやっている食堂「まるいち食堂」さんです。行ってみるとぱっと見は普通に魚屋さんなんだけど、お隣にちゃんと食堂がありました。ここでは魚屋で買った魚をその場で捌いてくれてお隣の食堂で食べられるというサービスをやっていました!自分で魚を選んで食べるってのは楽しい体験でした。
お腹を満たしたところで、少し街中をぶらぶら。三崎は歴史のある街なので、古い建物がいくつも残っていて、それを見ているだけでも楽しめるほどでした。特に看板建築の建物が多くてどれもつい写真をパシャり。「ユニバーサル広告社」というドラマでも三崎の看板建築の建物が使われたそうです!
目的地の一つ目。ミネシンゴさんがやられている「本と屯」(ほんとたむろ)へお邪魔してきました。ミネシンゴさんはご夫婦で出版社「アタシ社」を運営されていてユニークな雑誌や単行本を出版されています。お店としてオープンしている「本と屯」は蔵書室で売っている本ではなくほとんどが蔵書。すなわちミネシンゴさんに選ばれた本達が自由に読める空間です。築90年の元船具店を素敵に改装されていて、おしゃれながら落ち着けるお店になっていました。最近2階を美容室「花暮美容室」としてオープンしたとのことで、2階も外観からは想像つかないほどシャレオツになっていました!
次に伺ったのは、音楽プロデューサーの藤沢宏光さん。様々なアーティストさんのプロデュースをされていますが、三崎では「かもめ児童合唱団」もプロデュースされています。子供達が世の中の風刺的な歌詞を合唱するというなかなかユニークな作品もあったりして、聞き応えがあります(笑)
藤沢さんは音楽プロデューサーでありながら、三崎の商店街にドーナッツ店とカフェをオープンし経営されています。ドーナツ店は三崎以外にも店舗があり今後も店舗を増やしていく予定もあるとか。平日の曇り空の日でしたがドーナツ店は若い子達で満席になっていました!きっとみんな観光で来て、マグロを食べた食後のおやつにドーナツ食べにきたんだろうなぁとか想像しちゃいました。(リンク「ミサキドーナツ」「ミサキプレッソ」)
ミネさんも藤沢さんも、三崎で暮らしていますが、それと同時に三崎で商売もやっています。お二人とも地元三崎のことをちゃんと思いやって商売をされているんだなということをすごく感じました。藤沢さんは音楽プロデューサーでもともと飲食店をやっていたわけではないですが、この街にちゃんと馴染めて、お客さんも呼べて、成り立つ商売といろんなことを考えた上でドーナツ店とカフェを経営しています。ミネさんのようなおしゃれな美容室ってもし自分が住んでいたら行きたいし、地元に住む若者にとっても嬉しいだろうなと思いました。
観光地って観光にばかり目が行きがちだけど、本来大事なのはそこに住む人たちが住み良い街であること。そんなことを一番痛感させられました。小田原もお城や漁港があって観光客も多いけれど、地元民に愛されるような街であってほしいなぁと。そのために不動産屋として少しでも貢献できたらいいなと思いました!