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【小田原ごきげんぐらし】フレンチレストランを営む夫婦×好立地の気になる空き店舗

 
この連載では、わたしたち旧三福不動産で仲介させていただいたお客さまのその後のごきげんな暮らしをご紹介しています。今回は今年1月、小田原駅前の商店街のなかにオープンした《フレンチ食堂 iTToku(イットク)》のオーナーシェフ、星一徳(かずのり)さんと妻の江里子さんが主人公です。
 
 
カジュアルだけど本格的なフレンチが食べられると開店以来予約でいっぱいの《iTToku》。それもそのはず、一徳さんは箱根の老舗、富士屋ホテルが運営するレストラン、小田原駅ビルの「フュージョンダイニングF」で料理長を務めた、確かな腕の持ち主なんです。
 
そしてお皿を彩るのは、「おれがもう一人いたら絶対この店に来て食べたい」と言うくらいこだわり抜いて選んだ、地元と日本中(時には海外からも!)の最高においしくて新鮮な食材。一徳さんの手にかかれば、肉も魚も野菜も、それぞれが季節ごとに一番おいしく楽しめる一皿に。センスと丁寧さがひかるお店です。

一番の人気メニューの「湘南みやじ豚ロースと野菜のオーヴン焼」。みやじ豚のぎゅぎゅっと詰まった旨みとジューシーな脂の甘みが存分に楽しめる絶妙な焼き加減。おすすめの「iTTokuサラダ」は、まさに一徳さんのオリジナル!丁寧につくられた自家製のパテ・ド・カンパーニュがのった、ここでしか食べられない贅沢なサラダ。


 
ランチもディナーもにぎわう忙しい毎日ですが、開業して本当によかった、と一徳さん。自身のお店を持って、自分の選んだ食材を好きなように存分に使えること、しっかり手間をかけて妥協のない“自分の料理”を提供できることが嬉しい、と笑います。
そう思っているのは江里子さんも同じ。一徳さんが自宅で自由につくる料理が好きで、それを家族だけで食べるのはもったいないと以前から感じていた江里子さん。もっと多くのひとたちにこの料理を食べて喜んでほしい、という思いがかたちになったのが《iTToku》でした。一徳さんの名前をもじって付けた店名にもその思いがにじんでいます。だから、江里子さんにとってここは“誰でも来られるわが家”のような場所。友人を招いておもてなしをするように、お客さまにも楽しんでほしいといいます。たしかにこのお店に来ると、おいしい料理と明るくておおらかなご夫妻の人柄に、いつのまにかすっかりリラックスしてしまうんです。
 

おふたりと話していると笑いが絶えません。おしどり夫婦、ってこういうおふたりをいうんだなぁ。


 
ところで、この素敵なお店があるのは、駅徒歩6分の商店街のなかにある好立地。実は、このあたりは個人で新規開業するにはちょっと難しい場所なんです。なかなか物件に空きが出ないうえに、広さや家賃はナショナルチェーン向けのものばかりで、小さめの建物に入っているのは何代も前から営業しているお店が中心。そんななかで、しばらく空き家になっていたこの店舗は、静かに狙っていたひとも多く、わたしたちもずっと動向を追いかけていた注目の物件でした。
そんな物件にいよいよ賃貸募集がかかったとき、すぐに現地を見に来てあっという間に借りる決断をしてくださったのが、星さんご夫妻。勤めながらも開業の準備を進めていて、あとは物件さえあればいつでもドンと来い、という状況だったおふたりと募集のタイミングとがぴったり合っていたんです。
 
おいしいだけではなく”面白い”お店をつくりたかったおふたりは、この不動産屋さんならしたいことをわかってくれそう、と以前からわたしたち旧三福不動産にご相談くださっていました。WEBサイトに載っている物件に惹かれるものが多かったのだそう。たしかに他とはちょっと違う”面白い”物件、多いかも。わたしたちも、おふたりならここをすてきなお店にしてくれそう、と確信していたから、よい出会いのお手伝いができてとても光栄です。
 

駅まで1本道の商店街のなか。


 
お店のお気に入りのポイントを江里子さんに聞くと、意外にも、今のところ客席としては使っていない2階と屋根裏部屋だそう。この建物は以前お寿司屋さんだったことがあって、2階はお座敷として使われていました。当時から残る建具や鏡などの和の意匠が江里子さんの“萌えポイント”。1階はフレンチなのに、2階に行くとこんな昭和レトロな雰囲気なんて面白い!と、この空間があったことも物件選びの決め手になりました。実際に見てみると、1階と2階の雰囲気のギャップにびっくり。まるで別の建物のようです。そして現在、この空間は客席としては使われていないけれど実はしっかり活躍しているんです。
 

北欧のファブリックをふすまに貼ったり、リースを飾ったり、おしゃれなアイディアは江里子さんのセンス。


 
この元お座敷は、おふたりがしたかった“面白い”ことのための空間として使われ始めました!地元の作家さんたちによる、草花のリースや天然素材のせっけんなどをつくるワークショップが開かれているほか、毎回テーマの変わる食のイベントもいろいろ(こちらは2017年10月に開催された「食いしんぼう!肉 de バンザイ」)開催されています。今年7月にはじめてここで行った、バザーやワークショップを盛り込んだ「文化祭」が本当に楽しくて、という江里子さん。ご自身たちが誰よりも楽しんで面白がるその姿に、このお店から客足が絶えない理由のひとつが見えた気がしました。
 

お料理だけではなく、ワインやビールなどお酒もこだわったラインナップ。ぜひおすすめを聞いてみてください。


 
そして、実は遠くない未来にフレンチではない別業態でのお店も持ちたいと考えていると教えてくださったおふたり。《iTToku》がつくるなら、フレンチ以外もおいしいに決まってます!これからの展開がますます楽しみな《iTToku》。友だちの家に遊びにいくような気分で、お腹を空かせて行ってみてください。どうぞ予約をお忘れなく。
 
■フレンチ食堂 iTToku
[住所]小田原市栄町2-10-17
[電話]0465-59-0090
[定休日]日曜日・月曜日
[WEBサイト]http://ittoku-odawara.com/
 
『小田原ごきげんぐらし』では引き続きお客さまと物件のすてきな出会いをご紹介していきます。みなさんのおうち探しにわくわくをプラスするお手伝いができれば嬉しいです。