競馬場跡地の昭和レトロな平屋
価格 | 500万円 |
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所在地 | 小田原市城山2-13-11 |
面積 | [土地] 124.82㎡ [建物] 60.26㎡ |
間取り | 3DK |
最寄駅 | 東海道線小田原駅 徒歩10分, 約750m |
※2023年10月、価格が変更になりました。
※この物件は使用感と傷みが強く、特にシロアリ被害を強く受けているためそのままで住むのは難しい状態です。蟻害箇所の補強のほか、水まわり設備の交換や壁の塗替えなどが必要になります。現地を実際に見ると写真よりも傷みを強く感じるかと思います。※
むかーし昔、その昔、小田原に競馬場があったそうな。小田原駅西口(新幹線口)と市役所のちょうど間のあたりに大正12年の関東大震災の復興策として建築され、昭和5年にその役目を終えたのちは戦後に跡地が住宅地として整備されました。
今回の物件があるのはまさにその競馬場があった場所!当時は建物としての競馬場があったわけではなく“丘をすり鉢状に切り取った競馬場には、底の部分にコースが造られ、その周りを取り囲むように観客席が現れました”(小田原市HPより)とのことで、今でも地形としてしっかり当時の面影があるんです。Googleの航空写真を3Dで見るとすり鉢状の地形がなんとなく見て取れます。
そんな競馬場跡地の、かつては競走馬たちが駆けるコースだったエリアにこの物件はあります。細い通路をうねうねと進んだ先にあるノスタルジックな平屋。ここだけ昭和のままのような空気が漂っています。目の前は幅員1mの細い砂利敷の通路。車通りの多い道路からは離れているのでとても静かです。

点線内が今回の物件です。

手前の緑色の建物が物件(奥の赤色の2階建ては隣家)。
室内は少しずつ増築しながら暮らし継いできたような跡が見えます。ここは昔バルコニーだったのかな?とか、最初はお風呂がなかったんだ!とか謎解きのし甲斐があるおうち。内装は、実際に見ると写真よりも傷みを強く感じると思います。

中央の6帖の和室。

南側の洋室。

南側の洋室を逆側から。作り付けの棚があります。

東側の洋室。ここは建築当初はお庭かバルコニーだった模様。

ダイニングキッチン。掃き出し窓でバルコニーへ出られます。

ダイニングキッチンを別方向から。

水回りの設備は古いタイプ。
建物の裏にはささやかながらバルコニーがあります。小さな畑をやったり鉢物を育てたり、ごきげんに使ってください!
最初の写真でおうちの前の細い通路を見てびっくりした方もいるかと思いますが、この物件は写真に映るこの幅員1mの通路にしか接道していません。おそらく昭和30年前後に区画整理がされているためか、このあたりはこういうおうちが結構たくさんあるのです。セットバックを条件に再建築も可能です(現在の通路が幅員1m、3mのセットバックが必要)。
小田原駅までは、法令に則って80m/分で表記すると徒歩10分ということになるのですが…起伏があるので実際は徒歩13,4分といったところでしょうか。それでも駅へのアクセスは悪くない立地!駅西口には商業施設が併設する大型マンションが(2024年5月竣工予定)、久野エリアにはイオンタウンがオープン予定(2024年春)なので、これから物件周辺の利便性は増していきそうです。まちの変化も楽しみながら暮らしてほしい物件です。
[文・寺田]
▼南足柄にもお庭付き平屋あります!
物件情報
価格 | 500万円 |
---|---|
所在地 | 小田原市城山2-13-11 |
面積 | [土地] 124.82㎡ [建物] 60.26㎡ |
間取り | 3DK |
最寄駅 | 東海道線小田原駅 徒歩10分, 約750m |
駐車場 | 無 |
小学校学区 | 小田原市立芦子小学校(徒歩14分, 約1,100m) |
中学校学区 | 小田原市立城山中学校(徒歩10分, 約800m) |
築年数 | 不詳 |
設備 | ガスコンロ,都市ガス,公営水道,排水下水 |
地目 | 宅地 |
用途地域 | 第一種中高層住居専用 |
都市計画 | 市街化区域 |
地勢 | 高台 |
容積率 | 150% |
建ぺい率 | 60% |
接道状況 | 南西幅員1.4m通路に8.5m接道 |
取引態様 | 仲介 |
建物構造 | 木造平屋建 |
現況 | 空 |
引渡し時期 | 相談 |
備考 | ※通路が狭く車の出入りができないため駐車場は作れません。 |
記事公開日 | 2023.03.15 |
最終更新日 | 2023.10.06 |