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【リノベーション事例】小田原市栄町 店舗(ママまんがルーム『saMa-saMa』)

2016年11月、小田原駅から徒歩9分の商店街に『ママまんがルーム saMa-saMa (サマサマ)』がオープンしました。大正9年(1920年)に建てられた建物を全面リノベーションした、とても居心地のいい空間です。築90年の古民家がどんなふうにおしゃれなまんがルームへ変身していったのか、ちょっぴりご紹介します。
 
 

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以前入っていたガラス店がお店を閉めてから、年に数回商店街のイベントで休憩スペースなどとして利用されていた以外はシャッターが開くことのなかったこの場所。せっかく商店街にあるお店がずっと空いてる状態なのはもったいない、と建物を所有していたガラス店さんに働きかけ、物件として募集を開始したのが2015年の9月でした。


 
 
現オーナーさんがこの場所でお店を開きたいと名乗りをあげてくれて、無事お引き渡しが完了したのはその年の12月です。その後、古い店舗部分を解体し、スケルトンへ。


 
 
何度も打ち合わせを重ねて、
 

コンセプトが固まっていきました。
今回のリノベーションの設計者は女性。このお店のユーザーであるママたちに寄り添った目線で空間をつくっていきます。
 

 
 
工事は、一部オーナーさんがDIYされながら当社の大工と一緒に進めていきました。
この青い壁を塗ったのもオーナーさん。
 

 
 
そして、竣工したのが2016年11月です。木目を活かした柔らかい雰囲気のナチュラルなお店になりました。ママとお子さんにのんびりくつろいでもらうための工夫がちりばめられています。
 

 
 
この入り口は設計者の一番のこだわり。
 

ママ向けのまんがルームなので、来てくれた人がリラックスできる場所に、というイメージはありながらも、利用する人が限定される空間だからこそ、初めての人でも入りやすくしたい、まちの人に対してもここがどんな場所なのかわかりやすくしたい、という思いがありました。
そこで、もともとあった出入り口の壁をぐっと奥に下げて、お店の前に広い空間をつくりました。これによって、外を通る人がちらっと覗いて雰囲気を見ることができる一方で、この空間が緩衝材のような役割を担って、見えすぎない安心感とのバランスを取ることが出来ています。
 

 
 
オーナーさんの塗った青い壁が映える、明るい空間です。
構造上、残さざるを得なかった柱にはハンモックを。古民家の雰囲気をほんのり活かしたアクセントになりました。
 

 
 
イベントをするなど場面によっていろんな形で使えるように、店内は極力シンプルなつくりにしています。
大きな本棚を付けるのではなく、時には椅子に、時には間仕切りにも使えるように本箱を組み合わせて本を陳列しているのも設計のポイント。
 

 
 
一段上がった場所に畳を配して、ひとつの空間でいろいろなくつろぎ方をできるようにデザインしています。フローリングには床暖房が完備されているので、子どもたちものんびり床で遊ぶことができます。
 

 
 
お手洗いは以前納戸だったスペースに設置しました。おむつ替えスペースがつくれるようにゆったりしています。大きな鏡があった場所には以前窓があったのですが、埋めるのも大変なので、店内側は黒板、トイレ側には鏡をつけて活用しています。
 

 
 
オープン以来、地元のママとお子さんが遊びに来てくれています。毎日の暮らしのなかでほっと安らげる、たくさんの皆さんにとっての大切な場所になっていってほしいお店です。
 

 

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❈おまけ❈
お引き渡し時、1階の店舗部分に加えて以前住居として使われた2階には日用品などがたくさん残っていました。よくよく見ると、昭和レトロでかわいいものも多かったんです。そこで、片づけを兼ねて周辺の方に認知していただくきっかけにしようと、工事前の2016年2月にガレージセールを開きました。当日はたくさんの方がお越しくださって、にぎやかな時間になりました。